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episode9 ページ9
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いつまでも考えていたら、
大毅に悪いと、
今更ながら罪悪感が湧いて来た。
切り替えよう。
彼と会うことは、
もう無いはずだから。
今日のことは忘れよう。
そう割り切って、
夕食の準備をした。
･
そろそろ大毅が帰ってくる頃。
料理も、
テーブルのセッティングも完璧。
あとは大毅の帰りを待つだけ。
玄関のチャイムが鳴る。
いつも通り。
いつも通りにしよう。
そう自分に言い聞かせた。
まもなく、
扉が開いた。
｢おかえりなさい！｣
『ただいま〜。
今日もええ子にしてたか？』
私がうなずけば、
大毅は、
そっかって。
いつも通り。
｢ご飯、食べる？｣
『それより、ん。』
手を引かれて、
大毅の手は、
私の後頭部に。
『ん…疲れ吹っ飛んだわ//』
あぁ、
私、
こんなときに、
彼のことを思い出してる。
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作者名：かずな | 作成日時：2016年2月14日 22時
