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episode41 ページ41

・




……あれは6年前。






当時

大学1年生だった私は、



それなりに友達を作って

遊んで、



ずっと学びたかった分野を勉強して

彼氏も出来て、



それなりに充実した

キャンパスライフを送っていた。






そんなある日、



所属している音楽サークルに

新入りがきた。









それが

彼との出会いだった。








・







『初めまして、
重岡大毅です。』


「おお重岡じゃねぇか！」

「入れ入れ〜。」

「重岡くんいらっしゃい。」


『よろしくお願いします！』





・





笑顔の眩しくてイケメンな彼は、

たちまち人気者になった。





一方の私は、

サークル内に彼氏がいたから


別に彼のことなんて

気にも留めていなくて、



サークルでの活動は、

頼まれればたまにピアノを弾いているけれど


ただそれだけで

特に意欲的でもなく、



目立つような存在ではなかったと思う。









そんな私に、

彼は話しかけてきたのだ。







・



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作者名：かずな | 作成日時：2016年2月14日 22時

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