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episode26 ページ26
･
「ごちそうさまでした。」
『どうや、
美味しかったか?』
「美味しかったよ、とっても。」
『そっか、
良かった。』
･
じゃあちょっと寄り道しよな、
って言って
大毅は立ち上がった。
私も席を立つ。
･
他のテーブル席は薄暗くて
あまり見えなかったけれど、
私の目は、
彼 を捕えた。
･
「あ……っ」
･
彼 は
私の声に気づいたようだ。
彼 から、
目を逸らせない。
･
『ん、
知り合いでも見つけたん?
だれだれ…』
「な、
なんでもないよ!!
行こっ!!」
･
彼の目も
私を捕らえていた。
そして、
大毅の姿も
見逃してなかった。
･
『大丈夫だったん?』
「全然!!」
『ん、
じゃあ行こっか。』
「うんっ。」
･
･
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作者名：かずな | 作成日時：2016年2月14日 22時
