い え ろ ー が ー る 。

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「買い出し面倒くさ〜…」


今日は珍しく1日offday
夕飯でも作ろうかと思って冷蔵庫を開けたらほんとになんにもなかったので現在近くのスーパーに車を走らせているところ。


「どうしよっかな〜…」


「あ」


私が野菜コーナーで野菜をみていると背後から話しかけられた。誰だろうと思い、振り返ると


「A久しぶり」


「…ヒロト！？え！なんでここに…？」


そこには随分背の高くなったヒロトがいた。ヒロトは幼稚園の時から家族ぐるみで仲良くて、小・中・高も一緒だったけど、高3でクラスが離れてから話さなくなってしまった。


「Aこそなんでここにいんの？笑」


「いや私、大学岡崎だし。ヒロト東京じゃないの？」


「いや東京だけどさ〜、お母さんが体調崩したらしくて一時帰省中〜」


「え！大丈夫なの？？」


「大丈夫大丈夫！もう良くなってきてて明日退院」


ヒロトはそう言うと、「いや〜Aに会うとは…」とどデカい独り言を言ったかと思いきや、急にこっちを向いた。


「え、なに」


「今から飲み行こ！」


「は？」


「だーかーら！飲み行こ！久々に会えたんだし！」


「ね？」とヒロトに言われ、渋々了承した。私は持っていたカゴを元の場所に戻すと、ヒロトと共にスーパーを出た。

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