。+°11memories°+。ver.番外編5 (ページ28)

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君への思い、もう届かないのかな?

高「はぁ……今日も進展なしっと。」

はじめまして、高木ほのかです。
今呟いたのは、紛れもなく私の好きな人、浪川くんに対してなんですけど…最近、諦めかけてます。

真夏が雷門に行った今、すぐそばで浪川くんを見てて改めて思ってしまうんです……その、浪川は真夏のこと好きなんじゃないかって。

だって、真夏がいなくなってすぐ性格変わったよ？
真夏にだけ見せて私たちには見せてくれない顔、私は知ってるよ……。

湾「たーかぎーどうしたん、暗そーな顔して～幸せ逃げちゃうよ～」
高「湾田くん…いや、何でもないよ？練習続けて。」
湾「いや、練習終わったよ……?」
高「え、うそっ!!あ、あちゃー」
湾「はぁ……浪川のこと？」
高「な、なんでわかったの!?」
海「なんでって、浪川先輩以外みんな気づいてますよ～」
高「海図くん!!」
湾「まさか、みんな知らないって思ってた??」

湾田くんの質問に正直に頭を振る。

湾「みんな気づいてるってんの。俺だって１年の時から察してたぞ～」
高「そうだったの!?」

はぁ、なんか今更自分の分かりやすさにあきれてしまいます……

うぅ、挫けちゃダメよほのか!!今日は玲央くんに会って相談会するんだから……!!

ｰｰ

玲「高木～久しぶりだな！」
高「だね～。どう？玲央くん前回のときより発展した？」
玲「認めたくねーけどさっぱり。そっちは？」
高「私も。」

私と玲央くんはもちろん真夏がきっかけで知り合ったんだけど、お互い似てるところが合って意気投合!
今ではお互いの恋愛相談をしてます。

何てったって玲央くんは真夏の弟であり、浪川君の幼馴染み。
私的にはこれほどまでに二人を熟知したうえで相談に乗ってくれる彼が心強い。

玲央くんの好きな茜さん…(?)は雷門の試合で見かけただけなんだけど、玲央くんが彼女のこと好きになるのも納得できちゃったな。なんとなくお似合いだもん。

可愛いものが好きってことからよく買い物とかもするけど……まぁその事はまた今度(笑)

今はこの胸のモヤモヤを解消しなきゃ……!!