。+°11memories°+。ver.番外編3 (ページ14)

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89ページ真夏ページ14

真「あちゃー…」
華「これは作りすぎだよ…」
玲「これ絶対俺らだけじゃ食えねぇよな。今日は誄いねぇし」
真「どうしよっか…」
華「彼氏の隼人君呼んで、食べてもらうがてらおうちデートしよう。」
真「そうだねー……ってデート!?いやいやいや、君ホントに9歳!?言ってること恐ろしいわ!!」
玲「仕方がない、これが結論だ。」
真「お前ら絶対楽しんでるよな!?くそ…わかったから急かすなよ!」

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隼人side

とある晴れた日曜日。
晴れた空は期待を裏切ることなく俺ら陸上部員に「早朝練習やれ！」とか言ってるようで6:30に開門したらすぐグランド整備しながら走ってました。

そんな練習も11:30には終わり、俺は少し自主的に走ってから部室のロッカーへと向かった。

着替え終わって、さあ今から帰ろうかって時に電話が鳴った。

ったく誰だよ…とか思って携帯みたらまさかの彼女でありまして。

ましてや最近電話どころかメールすらしない現実。
別れ話だったらどうしようとか内心焦りながら電話にでる。

瞬「もしもし、真夏…?」
真『あ、もしもーし！隼人、今日空いてる?』

あ、この声のトーン的に…別れ話とかじゃねーな。(確信)
変なこと考えた俺がバカだったみたい、うん。

瞬「いや、暇だけど…なんかあんのか？」
真『いや、華と玲央とさ、クッキー作ってたんだけど…今日誄いると思って作ってたらつい作りすぎちゃって…』
瞬「つまり俺に食えと?」
真『Bingo!結構な量なんだよ、ホントに。瞬君と雄太君いたらなお嬉しいです。』
瞬「わかった…なに俺が行く系?」
真『あ、隼人うちんち知らないよね。うーん……わかった、真夏が駅まで迎えに行くから駅まで来て！』
瞬「わかった、じゃ後で」
真『うん、バイバイ』

……今から永田家へ行くのか?
軽い気持ちでオッケーしたけどいやこれある意味“おうちデート”……つか家ってなんだ、誘ってるのか?

俺みたいな健全な男子中学生を家に招き入れちゃうっていいのか真夏?俺、我慢できなかったら襲うかもしれんぞ…理性とか切れねぇよな?

いや、瞬と雄太の前じゃんなことできねぇな…

よーしだんだん思考が追い付いてきたぞー…

とりあえず、家に帰って準備しよう。

ーー
なんか意味わかんねぇわ(笑)
最初の会話はクッキー出来上がったときの感想です((