【アイナナ×呪術廻戦】双子の兄は呪術師だった。2

56話-過去- ページ8

傑sid


『急に大きな呪霊が現れて
何が起きたか分からなくて…


とりあえず陸を守らなきゃって思って

抱えてたらいつの間にか変な空間にいて…


夜蛾さんがきてから少し話した気がするけど
陸が無事なのを知って安心したら気絶しちゃって…』



多分領域展開したいだな
弟を守りたい一心で大量の呪力消費をしたんだ


『夜蛾さんから教えて貰ってたけどこんなに怖いことだって知らなくて…』

傑｢なら尚更呪術師にならない方がいいんじゃ｣

『それじゃだめなんです』


俯き自分の手を握る海


『確かに怖いけどそれよりも陸が傷つく方がよっぽど怖い…

だから弟を守れるぐらい強くなりたいんです

それに…


見て見ぬふりはしたくない…』



真っ直ぐとした目で私を見る瞳は
綺麗な色をしていた

この子は本気で弟を守りたいと思ってる

自分よりも弟を失うことを恐れてる


それに”吸呪乱用”を持つ逸材


この子が私たちと並ぶぐらい強くなったら
この呪術界も変わるんじゃないかと思い始めた


傑はふっと笑い海の頭を撫でた


『！触ったら…』

傑｢大丈夫 今は吸われてない
多分今は抑えられてるんだと思うよ｣

『え、そうなんですか…』

傑｢うん

理由はとりあえず分かった
怖い思いをしたのに弟の為に頑張るなんて偉いね｣

『！』

嬉しそうな目で驚く海をみて微笑む


傑｢良ければなんだけど、私が教えようか？体術とか術式の使い方とか｣


『え…』

家「お？」

五「はぁ？おま、マジで言ってんの？」

傑｢マジだよ 呪術師を目指すんだ
今から多少慣らしといた方がいいだろう｣


五「それはそうだけどお前がこのガキに教えられるのかよ…

それにこいつの術式は未知数だぞ
そんなやつの術式の扱いなんてどうやって教えるんだよ」


傑は海を片腕で持ち上げて抱き抱える


傑｢それはやりながらわなっていけばいいだろ

まぁなんかあれば私と悟で対処すればいい｣

五「俺もかも」

家「じゃあ私は見守り係ね〜」

傑「おや、硝子も海に興味があるのかい？」

家「ちょっとね〜」

傑「そうか で？悟は？」


みんなで悟を見てると
頭をかきため息を漏らした


五「わぁーったよ」

傑「ｸｽｯ決まりだな…

で、海はどうしたい？」


『俺…は弟を守れるくらい強くなりたいです』


真剣な眼差しをみて、微笑む


傑「じゃ、きまりだな」




微笑む傑










その顔を見れたのも




1年ほどの話だった



__






陸「…__に…_____海にぃ！」

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