66曲目 ページ22
クソ作者(遅れてすみません!!_|\○_)
____………………
黒尾サイド
学校から家に帰り洗濯物を出した後、俺はベットに倒れるようにダイブした。
疲れた体はとても重く、
疲労が溜まってることに気づく。
黒「………ふぅ…」
そんな重たい体をもう一度起こし、スマホを手に取りラインを開いて通知がない事を確認してスマホを閉じる。
スマホを持った手を額の上にのせ、溜息をこぼす。
そして、ふと奏の事を思い出す。
貴『鉄朗さんは…意地悪で、詐欺師っぽくて、
たまにニヤケ顔がイラってして…
でも優しくて、頼り甲斐がある先輩…ですかね』
黒「………あんなのずるいだろ…」
あの時の奏の顔が頭から離れなかった。
いつもは無愛想な癖にたまにコロコロと表情が変わる。それに俺は弱い。
好きな奴だから弱いのかもしれないけど、
好きな奴だからこそ、
ひとつひとつの表情にとても弱い。
あの悲しそうな顔も……____
黒(…あいつは何に苦しんでるんだ、?)
奏は何か隠してる。
普段、他愛のない話をしてる時に薄々感じではいた。
あいつは昔の話をしない。
最初はそこまで気にしてはいなかったが、
今日のあの表情を見たら別だ。
黒「…なんで、頼ってくれないんだよ」
そんなことを呟きながら、溜息をまた漏らす。
額の上に置いてた手を、持ち上げスマホをもう一度見る。
奏とのトーク画面を開き、また閉じる。
黒「……あーー、
めんどくせぇ!」
倒していた体を勢いよく起こし、スマホを持ったまま自室のドアを開けて玄関へ向かう。
玄関で靴を履いていると、リビングから母さんの声がした。
黒母「どこ行くの?」
黒「あー、ちょっと用事思い出したから」
黒母「ふーん。研磨くん?」
黒「いや、違う。マネージャーのとこ」
母さんの声がしたが、気付かないふりをして玄関を出て奏の家へ向かう。
前は無理はしなくていいと言ったが、
あんな顔みたら待ってる方が辛い。
黒(なんか、嫌な予感がする…)
とりあえず、奏に行く事をメッセージで知らせ、小走りで向かう。
……____
そうこうして、奏の家に着いた。
少し上がってる息を整え、ラインをみるが奏は未読のままだ。
黒(ね、てる訳ないか…。まだ19時だし…)
そう思い、インターホンを鳴らす。
ピンポーン
黒「…………出てこない。
もしかしてねて「バタンッ!!」
ッ!?」
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紅まっちゃ(プロフ) - あぁぁあありがとうございます!(><)楽しんでいただけて何よりです!完結できるように頑張りますので、これからもよろしくお願い致します (2021年6月3日 20時) (レス) id: f84ee2acf2 (このIDを非表示/違反報告)
花紅柳緑(プロフ) - 凄く感動しました!お話のストーリーもとても美しくて今まで読んだどの愛され小説よりも面白いです!更新楽しみにまってます! (2021年6月2日 12時) (レス) id: 53a75dcec8 (このIDを非表示/違反報告)
紅まっちゃ(プロフ) - キースさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです!こちらも、更新できるよう頑張りますのでご付き合い頂けると嬉しいです!m(_ _)m (2021年5月30日 23時) (レス) id: f84ee2acf2 (このIDを非表示/違反報告)
キース - 好きです…ホントにどタイプなお話でした!一気に全部読んでしまって時間がめっちゃ過ぎてた…これからも応援しています!頑張ってください(*'▽'*) (2021年3月29日 8時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
紅まっちゃ(プロフ) - 時透翔陽(暗殺教室、ハイキュー、三代目LOVE)さん» 誤字報告ありがとうございます!!直ちに修正します!(>_<)ゞこちらこそ、読んで下さりありがとうございます!これからも楽しんで頂けるように頑張ります!ありがとうございます! (2020年11月15日 22時) (レス) id: f84ee2acf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅まっちゃ | 作成日時:2020年8月3日 21時