【HQ】ピアノが弾けなくなった少年がバレー部と出会い愛される話。2

47曲目 ページ2

貴「あ、ありがとうございます。えっと…」

縁「あ、いきなりごめんね。俺は烏野2年の縁下力です。よろしく」

貴「音駒2年のマネージャーの柴原奏です。よろしく、縁下くん。」

縁「力でいいよ。」

貴「わかった。僕も奏でいいよ。」


わかったと言って、微笑む力。
田中くんと西谷くんとは違って大人っぽいな…


縁「さっきはごめんね。田中と西谷が…」

貴「あ、ううん。大丈夫だよ。…元気だよね」

縁「元気すぎるくらいだよ。…はぁ」

貴「…とりあえず、お疲れ様。」



力のため息に察して、苦笑いする。

頭を洗い、体を洗うためにタオルを取る。
すると力は何かに気づき驚く。


縁「えっと、奏」

貴「ん？なに？」


縁「その…傷って……」





貴「…………あ」


マヌケな声を出して、思い出す。

…わ、忘れてたぁぁぁーー！！！！


冷や汗をかきながら焦る奏を見て、力は疑問そうにこちらを見てくる。すると…



西「おーーい！奏！」


貴/縁「！！！」

西「龍と湯船の中で我慢勝負するんだが、一緒にやろーぜ！」

田「ジュースをかけた男の勝負だ！」


何か分からない事を言いながら、こっちに走って向かってくる西谷くんと田中くん。

まって、今来られたら傷がバレる！

てか、あの二人が知ったら絶対やばい…ｯ!


どうしようと焦っていると、力が僕を隠すように2人の前にでる。



貴(え…？)


縁「…風呂では走るな。あと、奏に迷惑かけるんじゃないよ。(＾言＾)」

西/田「!!す、すんません！(汗」



力を見て青ざめた2人はどっかに言ってしまった。…もしかして庇ってくれたのかな、？

ため息をつきつつ、横に座る力。


縁「騒がしくてごめんね。(苦笑」

貴「あ、ううん。えっと、なんで…」

縁「だって見られたくないんだろ？その傷」

貴「う、うん。」

縁「それに、アイツらが見たら騒ぎそうだしな。見られなくてよかったよ」


貴「…力は聞かないの、？この傷のこと…」

縁「ん？気にはなるけど、無理に聞かないよ。誰にだって話したくない事ぐらいあるだろうしな」


そう言って微笑む力にドキッとした。
え、かっこよすぎません？危うく惚れるとこだった


貴「…力ってモテそうだよね」

縁「なにいきなりwモテないよ」

貴「えっ、こんなにイケメンなのに…




でも、ありがとう」

笑ってお礼を言うと、力は目を見開いて固まった。


貴「？どうかした？」


縁「え、ううん。なんでも！」




縁(あの笑顔は反則だろ…///)

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