有名人の彼と一般人の私#3

2人きり ページ48

西「飾りがすごいな」









『…あ、！これは菜々が色々してくれてたみたいで笑』









西「いい友達だね」









『はい、今一緒に住んでるんです』








西「そうなんだ、いいね」









『そこ、座ってください』









『私、コーヒー入れてきますね』








西「俺さﾂ、謝りたいことあって」









『謝りたいたいこと、？』









西「うん、あの俺ﾂ…」









何かを言おうとした西島さんが、









横を向いて止まった









『西、島さん？』









西「あれ、真司郎から？」









西島さんの視線の先には、








さっき與さんから貰ったチケット








『あ、そうです、トークショーに呼んでくださって』









西「行くの？」









『え、はい、せっかくの機会なので、行きたいなと』









西「そっか。そうだよなごめん。」









『…え？』









西「俺、ほんと自分が情けない」









『何がですか、？』









西「あの時気づけなくてごめん。」









あの時
、









西「清野から聞いた、7年前のこと」









『…ﾂ』









西「全部俺のこと考えて、だったのに、」









西「俺は、あんな酷いこと言って、」








『ちがいます、ﾂ！私が勝手に、言ったことだから、、





自分の将来を考えちゃったんです、




私は自分のことしか頭になかった』









西「違うだろ。俺とのこと社長にバラすって言われたから、俺の仕事のこと考えて、言ったんだろ。」









『…、、ちが、ﾂ』









西「本当にごめん。」









西島さん、、









『でも、清野さんの言ってることは本当のことだから。




私が西島さんといたら、
いずれ世間が知ることになる。








そしたら、どっちにしろ私は同じ道を選んでました。』









『だから、これでいいんです』









西「…俺は」









これ以上言わないで









これ以上言われたら









西「俺はまだﾂ」









『やめてくださいﾂ』









『それ以上、言わないでください』









『け、ケーキ、食べましょ』









西「…」

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