今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:9,342 hit
小|中|大
拾捌 ページ21
.
「西二向カウノダ!!!西ィ!!!
那田蜘蛛山デアル!!!!!」
「那田蜘蛛山?」
「既二数名ノ隊士ガ向カッテイル!!!」
「……ああ、わかった、今準備する」
夜衛門の顎を優しく撫で、準備を始める
刀は昨日のうちに研いでおいたから問題なさそうだ
先に姉さんに報告して向かおうと、姉さんの寝室の前まで歩く
姉さんは毎日蝶屋敷で仕事をしているが、
今日は休みを貰っていたため仕事には出ていないだろう
「………姉さん、任務が入ったから行ってくるよ」
「あら、A、」
姉さんが襖を開けて出てくる
ふっ、と笑って優しく私を抱きしめた
「………気をつけて、怪我なく戻ってね」
「はは、姉さんは、過保護だなあ」
自分で言った言葉に、
あの日の紫乃さんを思い出した
「………行ってらっしゃい」
「うん、行ってくるよ」
姉さんに見送られ、私は見慣れた道を麓まで駆け下りた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
61人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ティアー | 作成日時:2019年9月29日 15時