気付いてください、神山くん！ (ページ13)

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11.進展ページ13

時が経ち、流星の試合の日
流星に頼まれたおにぎりを持って試合会場へ

「あ、流星！！」

藤井「A～、ありがとう！」

出会ってそうそう、おにぎりを奪い取る流星

「はぁ、そんな勢いよく取らなくても大丈夫やで？」

そういい、おにぎりを頬張る流星を横目に周りを見渡すと

「え？」

神山「あ！濵田さんやん！」

なんといるはずもない神山くんが。

「な、なんで？？」

神山「ん？あ！しげに誘われて！」

まさか夏休みに会えるなんて思ってなくて、綺麗な状態で会えなかったことにショックを受けていると、

神山「濵田さんって私服オシャレやな！」

「あ、ありがとう！」

こういう気遣いができるところに惹かれたんだなと思いながらたわいない会話をした。

そして、試合開始

普段ダラダラしている流星もサッカーになると人が変わったように動く。

昔、一緒にサッカーしたな～なんて思い出に深けていると

神山「藤井くんといつから一緒におるん？」

神山くんが話しかけてきた。

「もうほとんど生まれてからずっとです。」

そう言うと神山くんは、びっくりして

神山「そんなに？！」

と一言。

自分でもたまに流星が家族に思う時がある。

何をするにも一緒だったな。

神山「すごいなぁ！！あ、濵田さんに言いたいことあってん！」

「ん？なに？？」

神山「連絡先交換してなかったなっておもって！」

神様、

この夏、進展ありそうです。