かくれんぼ 2 (ページ35)

今日:23 hit、昨日:0 hit、合計:557,446 hit

自分を大切にしてページ35

オッパの死から今日で1週間…

私は泣かなかった。

泣くのはまだ先だ、泣いている暇はない。

本当にジョンデを見つけて捕まえないと、大切な物を全てなくすことになる。

チャニョルは私が守る

オッパを守れなかった分、チャニョルは私の命を懸けてでも守る

「はい、今日はここまで。」

大学の授業が終わり周りはぞろぞろと食堂に向かう

私も教科書をカバンに直し、カヒと食堂に向かう

KH「犯人……まだ捕まらないのね…」

『うん…』

KH「A、ちょっと大学休んだ方がいいんじゃない？危なくない？」

『私は大丈夫だよ…笑
それに授業休んだらついていけないし。』

カヒは私の腕を掴む

KH「何が大丈夫なのよっ!!!

私…もし…ベクだけじゃなく、Aまでいなくなったら…っ。」

・・・・・。

KH「ベクに怒られちゃうよ…ベクの代わりに私がAを守るって約束したのに。」

カヒは毎日欠かさずに、ベクのお墓参りに行っている事を私は知っていた

KH「するとね…ベクね……頼もしいな！さすが俺の見込んだ女だ！ありがとう。って言ってくれたの…」

カヒ・・・・っ。

するとカヒは私を抱きしめて

KH「勉強なんて私が教える。だから、無理しないで。もっともっと自分を大切にして…」

『…っ……ありがとぅ』

ありがとう、ありがとう……カヒ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

CY side>＞

①「おーぃ、チャニョル起きろー。こんなところで寝てたら風邪引くぞ」

『ん…あぁ…』

俺はのそっと身体を起こす

①「お前もっと自分を大切にしろよな

彼女さんだって守らないとダメなんだろ？
守るのも大切だけど無茶はダメだぞ！」

『ふふっ、分かってる。ありがとう。

あれ？俺の携帯知らない？』

俺はカバンの中、ポケットの中を探る

あれ？どこやったかな？

①「いや、知らないけど？ちゃんと探したのか？」

②「あ！おい！チャニョル」

『なに？？？俺今携帯探して「その携帯だよ！」

ん？？？

②「さっき、ウンビとぶつかってさ！そしたら、お前の携帯を持ってたんだよ！」

『は？ウンビが？なんで？』

ウンビは俺達と同じクラスで、あまり目立つタイプではない。

②「知らない、でも、それを隠すようにしててさ！」

・・・なんか嫌な予感がする。

『次の授業の時に聞くか。』