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俺はゆっくりと右の廊下を進み、さらに右に曲がった。
そこには、昨日俺が作った情景と同じものが広がっていた。
『………んな……そんな…』
BK「………っ！？」
横でベクが目を見開いて、ただ呆然と立ち尽くす。
イーシンは目を伏せた。
血の海に仰向けに倒れ、額に何かが刺さっている。
あれは何だ・・・？
火バサミ？
誰があんな物騒な物をギョンスに刺したんだ？
俺はなんでギョンスと一緒に行動しなかったんだ。
俺がサラを殺したせいだ・・・っ、その罰をギョンスが受けたんだ・・！
『………ギョンスに…刺さってるやつ、抜いてきていい？』
BK「………っう…ぅぐ………っ」
横でベクが涙を流している。
イーシンは青い顔をしながら、
LY「あまり近くで見ないほうが良いんじゃないかな……ショックが大きくなるだけだと思うし…」
俺だって、あんな痛々しいギョンスの姿を見たくはない。
けど、あんな物が刺さった状態で置いておく方がもっと苦しい。
俺はギョンスに近づくと、火バサミを掴んだ。
ギョンスは、口を大きく開け、叫んでいる状態で硬直していた。
『………ぅあ………ごめん、ギョンスぅ…
俺のせいで…お前が……ごめん、本当にごめん……っ…』
怖かったよな・・・すごく怖かったよな・・・
俺は掴んだ手に力を入れ、ギョンスの額から火バサミを抜いた。
＊＊
『なんでタオ？』
KA「タオがさ、起きてたんだよ。ずっとね。」
タオがずっと起きてたって・・・朝の話？
私はジョンインが何を言ってるのか分からず、首を傾げる。
KA「今朝、扉を閉める音で目が覚めたらしい。」
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TA side >＞
ガラッ……ピシャ…ッ
・・・ん〜・・
薄らと目をあけて、瞳だけを動かし、扉の方を見た。
教室の窓に、2人のシルエットが映る。誰だろ・・・？
あー、トイレならついて行けばよかったなぁ
ガタンッ
後ろで誰かが席を立ち上がる音がした
僕は机に伏せた状態で、腕の隙間から見た。
・・・あれは、ハヨンだ。
ハヨンもまた、教室から出て行こうとしている。
1人で何処に行くつもりなんだろ？
そう思った瞬間、ハヨンがこちらを振り返った。
ビクッ……！！
僕は目を瞑った。
何故か、目を合わせてはいけないような気がした。
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名無し29752号(プロフ) - とても面白かったです！！.最初に出てきたグクは何だったんですか?? (2018年9月15日 18時) (
レス) id: 80bd87ec63 (このIDを非表示/違反報告)
つぁん(プロフ) - サラが突然サナに名前が変わってる笑笑 (2017年3月19日 15時) (レス) id: 78f2d1d254 (このIDを非表示/違反報告)
月見団子(プロフ) - 私、こういうお話めっちゃ好きなので愛読してます!更新ファイティン!! (2017年1月11日 0時) (レス) id: 4d2f0271f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - かさん» だいぶ他の読者様、いい感じで謎解き出してる人もいるよーーーん（笑） (2017年1月10日 19時) (レス) id: 2f821f88a7 (このIDを非表示/違反報告)
か - ハヨンって怖い女汗ミンソクゥー！ハヨンの言いなりになってほしくないよ！まだ全然誰が復習者か分かんない汗それっぽい人は居るけど…。あぁー！分かんないよ、オンニー汗笑 (2017年1月8日 8時) (レス) id: e148fcfc9c (このIDを非表示/違反報告)
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