40 ページ41
『……でも、万が一、ハヨンがただ己の感で私を疑ってるだけ…なら？』
まぁ笑ってたし、私に敵意があるのは分かってるけど。
KA「それならそれでいいじゃん。とにかく、みんなを救うために全員疑うんだよ。
今一番怪しいのは、ハヨンとミンソクだ。
たぶん、ギョンスはもう死んでる。どっちにしろ俺が思うにギョンスの死か、セフンの死にミンソクが関わってる可能性は高い。
まぁ、俺はずっと寝てたから何とも言えないが。」
ふう・・・と溜息をつくとジョンインは私の隣に来て座り込み、肩にもたれてくる。
ちょっ・・・！
さっきの“あれ”で結構動揺してるんだから、スキンシップなんてしてこないでよ！
----何があっても俺が守るつもりだったよ
ボンッと顔が熱くなる。
あんな恥ずかしいセリフをまさかあのジョンインが言うなんてね・・・。
いやいや、私を安心させるためでしょが！
『……な、なんでタオはジョンインに話しをしたんだろね？』
沈黙に耐えられず、私はジョンインに話を振る。
KA「………さあね。
……みんなが帰ってきたらお前にはさっきの態度でいくから。ツライだろうけど、頑張ってほしい。」
あ、そっか。
みんなはジョンインが私を疑ってると思ってるんだよね。
また、みんなから白い目で見られるのか・・・でもこれもみんなを救うためだもんね。
私はクイッと顔を上げて、
『もうジョンインのは演技ってわかってるし、何言われても大丈夫！』
私は明るい声で話す。
KA「俺は大丈夫じゃない。嘘でもAを傷つけるような言葉を言うなんて。」
『……』
なんか調子狂うな。
いつも眠そうでボーッとしてるのに、今日は口数多いし・・・なんか、そんな事もサラッと言いのけちゃうから
余計狂うなぁ。
KA「やっぱ俺頭悪いわ。Aを傷つけるようなやり方しか思い浮かばなかったし。」
『……でも、それってジョンインが私を信用してくれているってことでしょ？
確かに、あの雰囲気は怖いけど……そう考えたら頑張れる』
ジョンインはもたれていた頭を浮かせて、私を見た。
私は「ねっ？」と、ニッとジョンインに向かって微笑んだ。
KA「ありがとう、A」
廊下から、上靴を擦りながら歩いてくる音が聞こえた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し29752号(プロフ) - とても面白かったです！！.最初に出てきたグクは何だったんですか?? (2018年9月15日 18時) (
レス) id: 80bd87ec63 (このIDを非表示/違反報告)
つぁん(プロフ) - サラが突然サナに名前が変わってる笑笑 (2017年3月19日 15時) (レス) id: 78f2d1d254 (このIDを非表示/違反報告)
月見団子(プロフ) - 私、こういうお話めっちゃ好きなので愛読してます!更新ファイティン!! (2017年1月11日 0時) (レス) id: 4d2f0271f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - かさん» だいぶ他の読者様、いい感じで謎解き出してる人もいるよーーーん（笑） (2017年1月10日 19時) (レス) id: 2f821f88a7 (このIDを非表示/違反報告)
か - ハヨンって怖い女汗ミンソクゥー！ハヨンの言いなりになってほしくないよ！まだ全然誰が復習者か分かんない汗それっぽい人は居るけど…。あぁー！分かんないよ、オンニー汗笑 (2017年1月8日 8時) (レス) id: e148fcfc9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
