トモダチごっこ２

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TA「タオ……っ、友達って何なのか分からなくなってきた…」




涙を流しながらタオが呟く。




他のみんなの啜り泣く声が聞こえる。




横ではルハンボロボロに涙を流す姿が視界に入る。





ジョンインも涙を流している。





みんな・・・悲しいし、悔しいんだ。





死んでしまった友達を助けれなかったこと


テヒョンやスホ、チャニョルの心の闇に気付けなかったこと、止めてあげれなかったこと




友達なのに何も出来なかった。






・




・




・






CH「スホ……泣いてるのか」





ジョンデの言葉で顔を上げた。





スホが、涙を流していたのだ。






『………。』





SH「テヒョンを止めたかった。


誰か……俺を止めて欲しかった。


みんなの事が大切だったのに……それを壊して狂っていく自分が怖かった……」





声を荒げて泣くわけでもなく、しゃくりを上げて泣くわけでもなく、ただ静かに涙を流していた。





これがスホの隠してきた本心なんだろう。





スホの言葉にまた全員が黙り込んだ。







長い沈黙の後、その沈黙を破ったのはチャニョルだった。





チャニョルは立ち上がると、私より前に出て、座り込み土下座をした。





CY「本当にごめんなさい。許してもらえないのは分かっている、許しをもらおうとは思っていない。

でも、自分のやったことは間違っていた、テヒョンをたくさん傷つけた。

本当にごめんなさい……っ…



でも、火を放ったのは俺じゃない。これは本当なんだ。」






TH「………え。」






・・・どういうこと？





CY「あの日、俺たちは火事が起こったと聞いたから、見に行っただけなんだ。
そしたら、テヒョンの家だった。

それだけなんだ。」






TH「嘘だ……嘘だ！お前が俺を殺すために火をつけたんだ！そうじゃなかったら…そうじゃなかったら……っ…」






チャニョルは頭を下げた状態で首を横に振っていた。





火を放ったのは、放火事件の犯人は・・・チャニョルじゃない？






まさかの展開に動揺を隠せないテヒョン。






テヒョンはチャニョルが放火したから復讐した。






でも、それはチャニョルじゃなかった。






放火事件の犯人は別でいる。






一体、誰が__________？

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