トモダチごっこ２

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6日目 AM11:23




居ても立っても居られず、私は教室を飛び出した。




また単独行動をしたらジョンインに怒られるんだろうな。でも、私にはじっと何かが起こるまで待つなんてこと出来ないの。




まずは、6年前の放火事件について、ネットで調べてみよう。




何か載ってるかもしれない。





それに、今回の復讐と、放火事件は関わってるとしか思えないんだ。





決して、ベクを疑いたいわけではない。
ベクが復讐者ではないに越したことはない。

でも、そうも言ってられない。





今日で6日目だからだ。





それに・・・、ベクの歌っていたstoryがどうも引っかかる。





もし、あの傷の男の子がベクではなくテヒョン君なら、あのstoryの歌はベクがテヒョン君へ歌ったものだと繋がる。





しかし、みんなが言うように傷がある男の子はベクでほぼ間違いないだろう。





あぁ…どうしたらいいの…





焦りが私を急き立てる。





「Aってば！」





誰かに肩を掴まれて、後ろに転けそうになる。





『うわっ！……あぁ、チャニョル。どうしたの？』





CY「A、この写真どうしたの？」





チャニョルは私がベクのカバンから取ってきた写真を手にしていた。





『…………っ！？』





CY「さっき落としたんだよ、Aが。それで拾って渡そうと思ったら……

テヒョンが写ってる写真だなんて……どういうことだよ。」




しまった。

怪しまれたに違いな・・・ん？





今、チャニョル、テヒョンって言った？





私はチャニョルから写真を取り、写真に写っているテヒョン君を指差しながら、





『チャニョル、テヒョン君のこと知ってるの！？』





CY「は？それはテヒョンじゃない。テヒョンはその横に写ってる奴だよ」





・・・え？




その横って、ベクでしょ？





『いや、この子はベクでしょ？』




CY「は？何言ってんだよ、そいつはテヒョンだ！俺がテヒョンを見間違えるわけない。
それに……俺とテヒョンは同小だからな。

で、なんでAがこいつ写真を持ってるんだよ。

てか今なんでベクって言ったんだ？」





チャニョルの気迫に後ずさりする。




何をそんなイラついているの？




『……いや、だって、どっからどう見てもベクの面影があるじゃん』




CY「は？そもそもベクとテヒョンが知り合いなわけないだろ！！」




『で、でも……写真の裏に…』





私は写真の裏側をチャニョルに見せた。

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