トモダチごっこ２

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KA「ニュース？」




ニュース・・・・・あぁ！！！




『そうだ、ニュースだ！
6年前の放火事件で焼けてしまった家だ！

学校来る前に見た。確か、その事件で亡くなった子もテヒョンって名前だった！』




TA「タオもそのニュース見たの！まだ放火犯が見つかってないって」





KA「6年前の放火事件とベクか。
………ちょっと待て。」





ジョンインが何かを思い出したように顔を上げる





KA「ジミン先生が呼び出したのに、いないってことは復讐者とグルってことだよな？

ジミン先生の名前って確か!?」





『ビョン・ジミン……』





そして、ビョン・ベクヒョン。





『え!?でもさ、ジミン先生がベクのお兄さんなんて聞いたことないよ！』





KA「でも、今一番可能性が高い。

なんの根拠もないけど、万が一、ベクがそのテヒョンってやつのために俺達を集めて復讐を行ってるとする。

6年前だと、当時俺達は11、12歳だ。」





TA「でも、そんな子どもが放火事件なんて起こすかな？」





11、12歳といえば、まだ小学生。





そんな小学生が人殺しなんて・・・





その瞬間、頭にある単語が浮かび上がった。






ま、まさか________！？





私はもう一度写真を見た。





やはり、テヒョン君の腕や足、顔に傷が多すぎる。





TA「どうしたの……A？」





『見て。テヒョン君の腕や足、顔に傷があるでしょ？

いくら年頃の男の子とはいえ、遊びでこんなに怪我ってありえないと思わない？』





TA「確かに。」





KA「……まさか、テヒョン君は!?」





『当時、12歳の子どもにも出来て、放火を起こしてしまう動機があるって考えたら……それはテヒョン君へのイジメだと思う』





ジョンインは溜息を吐きながら頭を抱える。





きっとベクが復讐者である可能性が濃くなったからだ。




でも、私的にもこの可能性は十分に高い気がする・・・




弟の友達のための復讐者なら、兄だって協力する可能性も高い。




全て仮説だけど・・・仮説で終わらない気がした。

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