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「だって1年の時同じクラスやったやん。」
「え、ほんまに?」
「ほんまほんま。
やけど森井さん彼氏と別れたとかあーだこーだで男子に見向きもしてなかったよな?」
たし、かに。
いちいち細かいことを忘れてしまう性格の私は元カレと別れた時等のビッグイベントは勿論覚えてるんやけどその当時クラスの人となにがあったとかはすっかり忘れてしまっていた。
「…ごめんなあ」
1年の時の私は北くんレベルのイケメンを見逃してしまってたんだと考えてるとぶん殴りたくなる。
1年の時のわたし、ユルサナイ
「森井さんっておもろいな」
もっと大人しい感じの子やとと思ってた、
と続ける北くん。
あんなに失礼なことをしてしまったのに
怒ったりするどころか愚痴まで聞いてもらって
北くんってほんまにいい人やなあ、、
元カレと別れて以来まともに男の子とは話せていなかった私が北くんとは普通に話せていた事に気がついたのは別のクラスの北くんと廊下で別れてからすぐのことだった。
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作者名:柳瀬 | 作成日時:2020年5月24日 1時