四角関係ってつらいですね【宮兄弟】

私の気持ち ページ21

＊







いつも通り、夏織と二人で登校してると治にあった






治｢夏織、Aはよ｣





『おはよ』






夏織｢おはよー！あれ？侑は？？｣






夏織が治にそう聞くと、ホントに一瞬治の顔が曇った気がした
何でだろ……まだ気分悪いのかな







治｢……つむは寝坊や、たくさん起こしたんやけどな｣







そう言って、ぎこちない笑を浮かべる治
何かあったのだろう。なんだか少しだけ胸が苦しくなった








夏織｢あはは、そうなんだー！｣





夏織は全く気付いていない様子。
後で話を聞こう、と思った時夏織が別の子に話しかけられ別れてしまった








二人きりになった途端、雰囲気が重くなった気がした
今聞こうにもタイミングが悪い……





治｢Aは、好きな人とかおるん？｣









その治の言葉にドキっとした
好きな人、と思い浮かべると一人名前が出てきてしまう

今まで自分でも誤魔化し続けてた気持ち
彼に対してのこの想い。









『いるよ……………たぶん。』









最後は声が小さくなって、治に届いたか分からない








『治は？』









治｢おるよ、｣









、、。









『……へぇー、誰々？結構話すひと？』









治｢夏織。｣









。









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