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鏡花「電話も繋がらないから、みんなと連絡も取れない」
『そっか………二人はこれからどうするの？』
敦「一応探偵社に行くことになってるけど……」
『じゃあ私も行こうかな。みんなのことが心配だし』
少し待ってて、と二人に云い、私は急いで服を着替えて外に出た
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・
高層ビル、赤煉瓦倉庫、横浜ベイブリッジ、市庁舎……いくら夜中とはいえ、都会である横浜に人が居ないなんて……なんか、すごいわ()
人は私たち三人しか居ない。鏡花ちゃん、私、敦くんの順で私たちは街中を歩いていた
その時
ｶﾞｼｬﾝ!
「「『！』」」
何か大きな物が壊れた音がした。音に反応して鏡花ちゃんが駆け出した。私と敦くんも急いで後を追う
『まじか……』
駆けて行った先には信号機に衝突した自動車だった。幸い人は乗っていなかった。じゃあどうやったらぶつかるんだよって話なんだけど
敦「鏡花ちゃん……奈穂ちゃん……」
『待って、あれ……』
遮ってしまい申し訳なかったが、私はつい横を見て声を出してしまった。その横には、さらに多くの自動車が連なって大事故を起こしていた
数十台の車がぶつかり合い、もう何が何だか判らない状態だ。探偵社にずっと居るけど、こんな事故初めて見た。そして不思議なことに人は全員乗っていないし、血痕もない
私たちは目を合わせ、周囲を手分けして駆け回った
ファストフード店、裏道、交番、ショッピングセンター、駅。だがどれも、明かりは着いているのに人は誰も居なかった
誰も居ないヨコハマってこんなに静かなんだ……いつもはどの時間もうるさいくらいなのに……
そうやって考えていると、敦くんが立ち止まっていることに気づいた
『どうしたの敦くん？大丈夫？』
敦「あ…うん、なんでもない」
きっと院長さんの幻覚を見ていたんだろう。この話にも大きく関わってくるからだろうな……
その時
『！』
身体に悪寒が走った。防御本能が必死に訴えている
『鏡花ちゃん』
鏡花「………強い殺気を感じる」
そう云うと鏡花ちゃんはまた駆け出した。遅れないように私も走って着いていく
先にあったのは横転した一台の車だ。車には今まで無かった血がべっとりと纏わりついている。霧が立ち込める奥には何かを引きずったあとが残っていた
敦「血だ………」
この血の量……人間でも出すのは難しそうだな……
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あつぴのズボンの紐 - 更新最近できたようで何よりです!!!次回楽しみにしますねぇ!!! (9月15日 22時) (
レス) id: fad440908d (このIDを非表示/違反報告)
レベ - これめっちゃ好きなので、更新楽しみにしてます！ (9月5日 11時) (レス) id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 更新頑張ってくださぁぁい!!めっちゃ好きです大好きです!!!!!体調屋テストなど色々あると思いますが無理しない程度に頑張って下さい^^次回楽しみにしています!! (8月31日 21時) (レス) id: fad440908d (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - 更新頑張ってください！夢主ちゃんのひたむきなところが好きです！テストとか体調とかあるので頑張って無理しないでください！ (8月13日 21時) (レス) id: d710d605b3 (このIDを非表示/違反報告)
るーりん(プロフ) - アトラさん» ありがとうございます！個人的に私が普通の主ちゃんが好きなので、あまりチートにならないように気をつけて書いてます！ (8月4日 14時) (レス) id: dba2b4d298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーりん | 作成日時：2023年3月31日 0時
