モジャモジャ ページ39
炭次郎Side
烏の話によると、この山に入った者がそのまま帰ってこないとのことだった。
善「え、暗くない?怖くない?」
炭「しかし、鬼を一刻も早く見つけて倒さないと…」
伊「紋逸なんかほっとこうぜ」
貴「善逸…立てる?」
善「Aは危ない!行っちゃだめだ!」
貴「でも私は行く。善逸はどうするの?」
善「も、もちろん行くさっ!」
貴「さあ、行きましょう」
Aと俺、後ろに善逸と伊之助が続く。
善「ひぇ…怖いよ〜…」
俺にしがみついて震えている善逸の横を、さっと何かが通った。鬼の匂いがした。
善「いやぁぁぁあ!!耳元でシュンッて!」
炭「落ち着け善逸!鬼だ!」
そしてその影は、そのままAに向かった。
Aは一瞬で刀を引き抜き、その影をスパンッと真っ二つに斬った。
見てみるとそれは黒くモジャモジャした塊で、赤い目が2ついている。
善「何こいつ!!!こわ!!」
炭「A!大丈夫か!」
貴「…みんな止まって、囲まれてるわ」
4人で背中あわせになって改めて木の上をみると、赤い点がずらりと俺達を囲んでいた。
貴「まずここをどうにかしないと」
伊「オラどうした!かかってこいモジャモジャ!」
善「かわいい呼び方すんなよっ!!」
そのとき、ヒュンッと黒い影が善逸の方へ飛んだ。
善「いやぁぁ!」
善逸を庇うようにAが前に出ると、伸ばした腕にモジャモジャが噛み付いた。
すぐさま斬ると、噛まれたところから血が流れていた。
善「ごめんA!!!俺が弱いから…!!」
貴「善逸!!善逸は弱くない。呼吸は使えなくても刀は振れるでしょ。しっかりして!」
冷静だけど力のこもったその言葉に善逸は心を打たれたのか、真剣な表情で刀を構えた。
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき(プロフ) - 優さん» 温かい言葉、ありがとうございます!!空いている時間があまりなくてスパンが空いてしまうのは申し訳ありませんが、無理のない程度に頑張ります!! (2019年9月12日 6時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - そんなー気にしなくて良いと思いますよ!誰でも間違いありますし、それに、この投稿大変でしょ?お疲れ様です。更新頑張って下さい!応援しています! (2019年9月11日 18時) (レス) id: ff48a174e8 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 我妻善逸の許嫁さん» あー!大変申し訳ありません!!!ここまで変換ミスに気づかないなんて…ご指摘ありがとうございます!! (2019年9月4日 8時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ずゆさん» いえ!宮沢賢治さん作曲の歌になります!とても素敵な歌なので、私が好きで作品にも使わせてもらいました! (2019年9月4日 8時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 炭次郎ではなく、炭治郎です。怒。 (2019年9月4日 3時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さき | 作成日時:2019年8月28日 18時