囮 ページ34
貴方Side
結局それから、炭次郎達の顔は見ていない。
夕食も自分の部屋で食べた。
すっかり夜になってしまって、燭台が怪しい光を放っている。
若「失礼します」
貴「どうしたの?」
若「さいごの身支度をさせて頂きます」
貴「さいごの…ね」
若葉さんと向かい合って座ると、唇に真っ赤な紅をひかれた。
若「おしろいはなくてもいいですね。とっても綺麗ですよ」
貴「これはなんのための身支度なのかしら?」
若「すぐにわかります」
そして目にもとまらぬ速さで私を縄で縛ると、目の前の障子を開いた。
そこにいたのは、大きな鬼。
鬼「今宵はこいつ一人か」
若「はい、しかし、かなりの上物でございます」
鬼「…そのようだな、お前、名は何と言う」
貴「…鬼殺隊夜柱、月影A」
鬼「何っ!鬼殺隊だと!?」
そのとき、バンっと襖が開いて3人が駆けつけてくれた。
鬼「お前らは何者だ!!」
炭「同じく鬼殺隊!階級癸、竈門炭次郎だ!」
若「親方様!お逃げ下さい!」
私を鷲掴みにして、鬼は逃げようとした。
炭「させるかっ!水の呼吸、参の型、水車っ!」
見事に腕を切り落とし、私の縄も切ってくれた。
貴「ありがとう、炭次郎」
鬼「おい!一旦逃げるぞ!」
若「はっ!」
鬼2体は暗闇に逃げた。
貴「急いで追いかけましょう」
素早く隊服に着替えて、屋敷を飛びだした。
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さき(プロフ) - 優さん» 温かい言葉、ありがとうございます!!空いている時間があまりなくてスパンが空いてしまうのは申し訳ありませんが、無理のない程度に頑張ります!! (2019年9月12日 6時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - そんなー気にしなくて良いと思いますよ!誰でも間違いありますし、それに、この投稿大変でしょ?お疲れ様です。更新頑張って下さい!応援しています! (2019年9月11日 18時) (レス) id: ff48a174e8 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 我妻善逸の許嫁さん» あー!大変申し訳ありません!!!ここまで変換ミスに気づかないなんて…ご指摘ありがとうございます!! (2019年9月4日 8時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ずゆさん» いえ!宮沢賢治さん作曲の歌になります!とても素敵な歌なので、私が好きで作品にも使わせてもらいました! (2019年9月4日 8時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 炭次郎ではなく、炭治郎です。怒。 (2019年9月4日 3時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さき | 作成日時:2019年8月28日 18時