同い年 ページ32
炭次郎Side
屋敷の離れにある広めの風呂に入った。
善「Aちゃんが入った風呂!!!」
と、すごく騒いでいた。
風呂を出て部屋でまったりしていたら、
バタバタっと足音が近づいてくる。
善「えぇっ!!なになに!!誰!?」
みんな寝転んでいたのに飛び起きて襖を見つめる。
勢い良く開けたのはAだった。
炭、善、伊「…///」
貴「みんな…」
華やかな赤い着物を着て、髪を赤いリボンで結い上げていた。
湯上がりなのか、ほんのりと頬が染まっている。ドキッと胸が高鳴った。
伊「俺をホワホワさせんなって言ってんだろが!!!」
善「え!!!何!!!ちょーーーかわいいんだけど!?!?」
炭「どうしたんだ!?そんなに慌てて!」
貴「…っ!」
突然俺に抱きついて泣き出した。
貴「どうしようっ…私…!」
善「いぃぃぃぃやぁぁぁ!!!(汚い高温)」
炭「どうしたんだ!Aっ…!」
何も応えず泣いている。いつもの冷静なAとは違うただならぬ様子に、善逸も落ち着いて
善「何が、あったの…?」
善逸が肩に置いた手をぎゅっと握り返して、ぽつぽつと話し始めた。
若葉さんが鬼だったこと、風呂で喰われずにすんだけどすごく恥ずかしい思いをしたこと。
…男でもそれはさすがにきついなと思った。
善「なんだとぉぉぉ!!鬼の分際でAの体に触れただとぉぉぉ!!?!?」
貴「炭次郎達を呼びたかったんだけれど…できなくて…」
炭「よく頑張ったな、後は任せろ。必ず俺達が守ってやる」
貴「私が初め囮になるから後は任せるわ」
Aの頭を撫でてやると、へにゃっと笑顔になった。
子供のようなその顔をみて、俺達と同い年だということを改めて感じた。
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さき(プロフ) - 優さん» 温かい言葉、ありがとうございます!!空いている時間があまりなくてスパンが空いてしまうのは申し訳ありませんが、無理のない程度に頑張ります!! (2019年9月12日 6時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - そんなー気にしなくて良いと思いますよ!誰でも間違いありますし、それに、この投稿大変でしょ?お疲れ様です。更新頑張って下さい!応援しています! (2019年9月11日 18時) (レス) id: ff48a174e8 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 我妻善逸の許嫁さん» あー!大変申し訳ありません!!!ここまで変換ミスに気づかないなんて…ご指摘ありがとうございます!! (2019年9月4日 8時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ずゆさん» いえ!宮沢賢治さん作曲の歌になります!とても素敵な歌なので、私が好きで作品にも使わせてもらいました! (2019年9月4日 8時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 炭次郎ではなく、炭治郎です。怒。 (2019年9月4日 3時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さき | 作成日時:2019年8月28日 18時