夜柱は悲しく輝く

いたれりつくせり2 ページ30

貴方Side
若「あはっ//…白い肌…女性らしい滑らかな肩から手首にかけてのうねり…」

貴「あの…若葉さん？」

下手に抵抗はできない。されるがままの状態だ。食べられる気配はなく、隅々まで優しく拭いては流してくれている。
呼びかけても夢中で返事がない。

背中を磨いていた手が下へ降り、腰に移った。とてもくすぐったい。

若「うふふ…」

こわい。こわすぎる。
けど今は何もしてはいけない、気づいていないふりでされるがまま。そう言い聞かせてぎゅっと目を瞑った。

次にそっと目を開けると、後ろにいた若葉さんが今度は目の前にいて、ニヤニヤ笑っていた。

こわい…そして恥ずかしい…私の裸を1番初めに見たのが鬼だなんて…信じたくない…

若「次は前を綺麗にしますね」

貴「あの…恥ずかしいからもう大丈夫ですよ」

そう言って触れようとする若葉さんの手を掴んだ瞬間、ものすごい力で床に押し倒された。

若「任せてって言いましたよね？」

貴「…わかったわ、好きにして」

満足気ににっこり笑うと、引き続き体を磨き始めた。

…私にこんな趣味はないのに…

今すぐにでも炭次郎を呼びたかったけれど、こんな姿はさらせまい。

心の底から私は叫んだ

何なんだこのど変態！！！

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