夜柱は悲しく輝く

任務 ページ3

炭次郎Side
鬼殺隊に入って活動するようになったところ、我妻善逸、嘴平伊之助と知り合った。

ボコボコにやられた俺達は藤の花の家紋の家で休息をとり、そこで仲良くなった。

その後の任務で3人でとある山に来たものの、鬼がなかなか見つからない。
…すごい匂いがするのに…！

鼻の効く俺は、鬼の匂いを嗅ぎ分けることができる。人間の人となりも匂いで大体わかる。

善「たんじろぉ…。ここ怖いよ…禰豆子ちゃん以外の鬼の音はするのに…」

禰豆子は俺が背負う箱に入っている俺の妹。鬼になってしまったけれど、人は食べない。

善逸は耳がいいらしく、鬼の音を聞き分けられる。本人いわく、注意して聞けばその人の感情もわかるらしい。俺と一緒だ。

嘴「ちっ！とっとと出てこい！俺がぶった切ってやるぜ！」

伊之助は勘がいいやつで、体がとても柔らかい。荒っぽい性格だけど、頼りになる。

いい仲間と出会えたことに喜びを感じながら奥へ奥へと突き進むと、突然鬼の匂いが濃くなった。

…後ろ…！！

素早く察知して3人とも攻撃を避けた。

善逸「いぃぃやぁぁぁ！！何なのこいつ！！すげぇキモいよ！！でかいし！！！」

確かにデカイ。ムキムキで、腕が4本ある。

伊之助が斬りかかったが、全く刃が通らない。

炭「まずい！伊之助！避けろ！」

間に合わず、伊之助が大きな拳で殴られ気を失ってしまった。

…あの伊之助が一撃で…！？

善逸「炭次郎！危ない！！」

動揺してしまった俺を庇って、今度は善逸が殴り飛ばされた。

我に返って、何とか刀を抜いて隙を突く。

炭「水の呼吸、壱の型、水面斬り！！」

…ダメだ！通らない！！

そこで意識を失った。

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