監督生は人気者4 ページ33
貴方side
リ「…おや、もう日が沈むね。長居しすぎてしまったよ、すまない」
ア「楽しい時間はあっという間ですね」
エ「監督生、疲れてないか？」
ユ「ううん、むしろ元気になった。みなさん、ありがとうございました」
ペコリと頭下げた。
ヴ「それじゃあ、お大事にね」
みんながぞろぞろと帰って行き、一度換気のために窓を開けた。その直後ユウ君がソファに倒れ込んだ。
貴「ユウ君！大丈夫…！？」
目元を押さえて何も話さない。やっぱり具合が悪かったのか、悪化してしまったのか…
貴「やっぱり疲れちゃった？ごめんなさい、気づけなくて…。」
ユ「…がうんです。」
目を押さえていた片方の手で私の手をぎゅっと握った。
その手はなぜか濡れていて、現れた片目を見れば涙が溜まっていた。
貴「…泣いているの？」
ユ「風邪が辛い訳じゃないんです」
再び起き上がろうとする体を支え、隣に腰掛けた。
ユ「みんなが来てくれたのが嬉しくて…」
貴「ええ、みんなユウ君のこと大切なのね」
ユ「さっきも言った通り、最初は1人ぼっちで心細かったんです。なのに今は1人ぼっちとは程遠くて…一緒に住む人がいて、風邪を引けばあんなにたくさんの人がお見舞いに来てくれる。
こんなに幸せに過ごせる日々が少し…怖いです」
その気持ちはよくわかる。
いつ何がきっかけて元の世界に戻るかもわからない、逆にもう戻れないかもしれない。
この世界に居心地の良さを感じはじめたら最後、今度は元の世界に戻りづらくなってしまう。そしていつか突然、この毎日に終わりが来るかもしれないと思うと、怖くなる。
貴「…よくわかるわ、その気持ち」
ユ「…自分は、A先輩が少し羨ましいと思うことがあります」
貴「…え？」
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さき(プロフ) - はーちゃんさん» ありがとうございます！！！たまにみなさんがくれる優しいコメントに励まされてます…！どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします！！ (2020年8月25日 12時) (
レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - とっても面白いです！！！応援してます！たくさん更新してください！ (2020年8月23日 1時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 輝月さん» ありがとうございます！！！最近ネタ切れし始めてて更新速度がかなり遅いですが、どうぞ温かい目で見守ってて下さい…！ (2020年8月11日 10時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
輝月 - すっっっごく面白いです！！ これからも応援してます！ (2020年8月10日 20時) (レス) id: 0d2fd88c3c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - dmeenioさん» コメントありがとうございます！そうですよね！書きたければでいいんですよね！書きたいネタが思いつく限りは続けようと思います！！！dmeenioさんも更新頑張ってください！！ (2020年6月18日 6時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき | 作成日時：2020年6月17日 19時
