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執事のジャック4 ページ22

ユウside
そっと扉を閉めて、ジャックさんは立ちすくむ私達を振り返って言った。

ジャック「知りたいですか?僕が彼女のことをどう思っているか」

雰囲気が変わった。全体的に柔らかい。

ジャック「さて、お夜食と一緒にお召し上がり頂く紅茶を入れて参りますので、先に部屋にお戻りになってお待ち下さい」

レ「…ユウの言ったこと当たりだな」

ユ「でしょ!?さすが自分!」

ジェ「お見事ですね」

そわそわしながらみんなで部屋に戻り、各々少し緊張した面持ちで座っている。

ーコンコンー

ジャック「失礼します。」

たくさんの紅茶のカップにソーサーを運んできたのに、ジャックさん1人だ。
全員に紅茶を注ぎ終えると、

ジャック「…さて、食べながらで構いません。先程のお話の続きをさせて頂きます」

ユ「どうぞ、座って下さい」

ジャック「…ではお言葉に甘えて」

ゆっくりソファに腰掛けて、私達を見渡した。

ジャック「…以前彼女に婚約者がいたお話は聞いておられますか?」

ユ「はい。小さい頃から仲がよくて婚約が決まっていたけれど、ある日突然毒殺された…と。」

ジャック「そこまで聞いておられるんですね。なら話は早いです。実は…」

ゴクリ、と全員が息をのんだ。

ジャック「その婚約者が僕です」

ユ「…え?」

開いた口が塞がらないとはこういうことか。事態が飲み込めなさすぎて思考が止まった。

グ「毒殺されたんじゃなかったのか?」

ジャック「…実はあれは毒ではなく、魔法薬でした。死んだとおもっていたら…目が覚めるとなぜか僕の親友の家にいたんです」

ラ「その親友とは…」

ジャック「彼女の今の母親、エルミア様の息子カルジームすなわち、彼女の兄です」

ユ「え、ええーーーー!?」

ジャック「最初からお話した方が良さそうですね、少々長くなりますが、聞いてください」

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さき(プロフ) - はーちゃんさん» ありがとうございます!!!たまにみなさんがくれる優しいコメントに励まされてます…!どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします!! (2020年8月25日 12時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - とっても面白いです!!!応援してます!たくさん更新してください! (2020年8月23日 1時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 輝月さん» ありがとうございます!!!最近ネタ切れし始めてて更新速度がかなり遅いですが、どうぞ温かい目で見守ってて下さい…! (2020年8月11日 10時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
輝月 - すっっっごく面白いです!! これからも応援してます! (2020年8月10日 20時) (レス) id: 0d2fd88c3c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - dmeenioさん» コメントありがとうございます!そうですよね!書きたければでいいんですよね!書きたいネタが思いつく限りは続けようと思います!!!dmeenioさんも更新頑張ってください!! (2020年6月18日 6時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さき | 作成日時:2020年6月17日 19時

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