執事のジャック2 ページ20
ユウside
貴「…」
ユ「せ、先輩…そんなに怒らなくても…」
貴「窓拭きくらいしてたっていいじゃない」
私達の部屋を訪れた先輩に、紅茶を注ぐ執事さん。
ジャック「お客様がいらっしゃっているのに顔も出そうとしない方が悪いんです。しかもあんなに高い所の掃除なんてして…ケガでもしたらどうするんですか」
貴「そのときはそのときよ。お客様になんて興味ないの。どうせお父様と面白くない話してるのを聞くだけだもの。お兄様だけでいいじゃない」
ジャック「公爵のご子息がいらっしゃっていたのです。一応結婚相手の候補ですから」
貴「…いらないわよ、そんな人」
ジャック「なぜです？彼は貴族には珍しく穏やかで飾り気がない。謙虚な方ではありませんか」
貴「いいったらいいの。」
ジャック「全く…もうあの方はいらっしゃらないんですよ」
貴「…知ってるわ。そんなことくらい」
ジャック「なら諦めて次に進んでください」
貴「…」
なぜか二人とも悲しそうな顔でうつむいた。
ジャミル「A、少しは執事の気持ちも考えてやってくれ。毎回そうやってワガママ言われちゃ困るんだぞ？」
貴「ええ、そうよね…わかってるわ。…でも過保護すぎるのよ！メイド達の手伝いくらいは自由にさせて！」
ジャック「あなたは自分の身がいかに大切かを自覚していないのですよ。ケガなんてしたら怒られるのはメイド達です」
貴「…ごめんなさい」
ジャック「いいえ、わかってくれたならやめてくださいね」
貴「…」
その後はみんなで楽しくおしゃべりして、執事さんも先輩もいなくなった後、しばらく沈黙が続いた。
その沈黙を、フロイド先輩が破った。
フ「あの二人、なーんか変じゃない？」
ケ「あ、それ俺も思った！なんかあるよねあの2人！」
カ「そうか？確かに仲良しだなとは思ったけどな！」
ジャミル「違うぞカリム、逆にぎこちないんだよ。」
カ「？？」
ジャ「ときどき挟まれる沈黙が何やら怪しかったですね」
ユ「なんかすごく気になってきた…！！」
グ「こーなったらあの2人の関係、洗いざらい調べてやるんだゾ！」
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さき(プロフ) - はーちゃんさん» ありがとうございます！！！たまにみなさんがくれる優しいコメントに励まされてます…！どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします！！ (2020年8月25日 12時) (
レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - とっても面白いです！！！応援してます！たくさん更新してください！ (2020年8月23日 1時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 輝月さん» ありがとうございます！！！最近ネタ切れし始めてて更新速度がかなり遅いですが、どうぞ温かい目で見守ってて下さい…！ (2020年8月11日 10時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
輝月 - すっっっごく面白いです！！ これからも応援してます！ (2020年8月10日 20時) (レス) id: 0d2fd88c3c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - dmeenioさん» コメントありがとうございます！そうですよね！書きたければでいいんですよね！書きたいネタが思いつく限りは続けようと思います！！！dmeenioさんも更新頑張ってください！！ (2020年6月18日 6時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき | 作成日時：2020年6月17日 19時
