金欠オンボロ寮3 ページ15
貴方side
1日が終わった。
ユ「あー1日長かったぁー…」
貴「お疲れ様」
グ「早く帰りたいんだゾ…」
オンボロ寮に戻り、ご飯の支度を始める。
貴「2人は先にお風呂に入ってきてくれる？その間にご飯作っておくわ」
ユ「手伝いますよ？」
貴「疲れてるでしょ？ゆっくりしてて」
ユ「わかりました。じゃあお言葉に甘えて」
調味料がある程度揃っているのが救いだ。ささっとペペロンチーノを作り、食べる用意を進めた。
ユ「わ！もう出来てる！」
グ「うまそうなんだゾ〜…！！」
貴「ごめんね、これだけしかないけど…気持ちコンソメスープもつけたから…」
ユ「全然大丈夫です！いただきます！…あれ？先輩スープしかありませんよ？」
貴「私はお昼休みにクルーウェル先生からいっぱいお菓子を頂いて…お腹いっぱいなの。」
ユ「そうなんですか…」
グ「ん！！！うまいんだゾ！！！」
ユ「はい！美味しいです！」
美味しそうに食べてくれる2人を見て、心が温かくなった。
そんな生活を続けてようやく3週間ほどたった。
ユ「今日でようやく！節約生活残り一週間となりました！！」
グ「長かったんだゾ…毎週金曜日のツナ缶がほんとに救いだったんだゾ…」
貴「よくここまで我慢してくれたわ…この一週間乗り切ればご褒美にツナ缶買ってあげるからね」
グ「うぅ…」
ユ「先輩…」
貴「なに？そんな悲しそうな顔して」
ユ「いえ、何も…」
貴「？」
ここ最近、ユウ君が何か言いたげな顔でこちらを見つめてくることがある。
気になるけれど、しつこくは聞けない。
…何か嫌なことでもあったのかしら…
…悩みごとなら隠さずに言ってほしい…
ふわふわする頭。遠くで誰かが呼んでいる。
？「…？…い」
？「……。」
貴「ん…」
だんだんと意識が浮上する。
ラ「A、起きるっす」
貴「あれ？私…」
ク「badgirl.俺の授業で居眠りとはいい度胸だな」
貴「すみません！以後気をつけます！」
ク「…まあいいだろう。今回だけだぞ」
貴「はい…」
ラ「…」
貴「ラギーも何か言いたげな顔ね」
ラ「…へっ？あ、何もないっす！ほら、板書とらないとまた寝ちゃうっすよ？」
貴「…最近みんな私の顔ばっかりみて…何かあるなら言ってくれればいいのに…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1032人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき(プロフ) - はーちゃんさん» ありがとうございます！！！たまにみなさんがくれる優しいコメントに励まされてます…！どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします！！ (2020年8月25日 12時) (
レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - とっても面白いです！！！応援してます！たくさん更新してください！ (2020年8月23日 1時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 輝月さん» ありがとうございます！！！最近ネタ切れし始めてて更新速度がかなり遅いですが、どうぞ温かい目で見守ってて下さい…！ (2020年8月11日 10時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
輝月 - すっっっごく面白いです！！ これからも応援してます！ (2020年8月10日 20時) (レス) id: 0d2fd88c3c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - dmeenioさん» コメントありがとうございます！そうですよね！書きたければでいいんですよね！書きたいネタが思いつく限りは続けようと思います！！！dmeenioさんも更新頑張ってください！！ (2020年6月18日 6時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さき | 作成日時：2020年6月17日 19時
