29話 ページ30
夢主side
そこに見えたのは
「!?ヒッ…」
子供の姿だった
『(?!隠れてたのか!?でもまずい!!)』
元々勝てるかも分からないのに庇いながらじゃ更に勝てる気がしない
呪「ヴ...あ゛ァ…」
呪霊が小さなうなり声をあげながら子供たちに近づいていく
なにか…なにかあるはず…
そう思い辺りを見渡す
『(まだできるか分からないけど…そんなこと言ってる場合じゃない!!)』
まだできるかも分からない
それに
怖い
でも
やるしかない
『「木星」!!!!』
ズドン
さっき一瞬で作ったばかりの威力がそんなにない雷を呪霊に向かって放った
呪「…ゔ」
『こっ…ッッこっちだ!!この野郎!!!!』
そう言って私はこの学校にある体育館に走った
─────
『ハァ…ハァ…』
呪「ゔぉォおおォ!!!!」
よし!!上手くいった!!ちゃんと着いてきてる!!
ほんとに不安だったけどちゃんと引っかかってくれた!
ガラガラガラ
呪霊よりも早く体育館につき体育館を見渡す
『一応正面扉以外は窓も扉も閉まってる…これならもしも失敗してもいけるはず…!!』
ドゴンッッッ
ゴキッ
『い゛っッ?!(嘘でしょ…体大きいくせに足速いとか反則でしょ…)』
呪「ヴぉおォオオ!!!!」
殴られたせいで頭や鼻、口から血が出てくる
しかも壁にぶつかった時に骨の折れた音がした
『(ゔっ…痛い…でも後は正面扉を閉じるだけッ…)』
走らないと…!
タッタッタッタッタ
『ッ』
ドアに向かって手を伸ばす
ガラガラガラ
『ッ…やった!!!!』
呪「ヴァァぁあぁあァ!!」
『残念。私の勝ちだよ』
『走りながら貯めた私のありったけの呪力…集めるの大変だったけどあげるよ…持ってけ!!!!泥棒!!!!』
『「海王星」!!』
そう言って星のかけらを投げると、それは大きく丸い水の塊に姿を変え、中央に向かってブラックホールのように水が流れていく
呪「ブクブクブクブク」
そして呪霊も大量の水と共に吸い込まれていった
シュッ
呪霊を飲み込んだ水は小さな音を立てて何事も無かったかのように消えていった
窓からは帳が徐々に消えていく様子が見える
『もし失敗して水が溢れたらって思ったけど…はぁ…閉じる必要なかったかな…』
補「Aさん!!」
『あっ…補助か…んとく…さ…』
最後に覚えているのはここまでだった
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だるまちゃん(プロフ) - ゆきさん» 最近更新してなくてすみません💦頑張ります! (5月4日 12時) (レス) id: f1d20e40b2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 次もめっちゃ気になります❗️頑張ってください🤗 (5月4日 0時) (レス) id: 1c6a62374f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 野薔薇合流編終わりましたね❗️1年ズと夢主と五条さんのワチャワチャした絡みも大好きです😊でも、次はいよいよ受胎戴天に入りますね❗️夢主も任務終わった後に合流する感じですかね❓️ (5月4日 0時) (レス) id: 1c6a62374f (このIDを非表示/違反報告)
だるまちゃん(プロフ) - ゆきさん» そうなんですね!答えていただきありがとうございます!私も文章を作るのは得意という訳では無いです😅これからもよろしくお願いします!(*^^*) (2023年4月24日 7時) (レス) id: f1d20e40b2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ちなみに夢小説は作ってません💦作るのも文章も苦手なもので😅これからも読者側としてよろしくです😊 (2023年4月23日 21時) (レス) id: 1c6a62374f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だるまちゃん | 作成日時:2023年4月10日 20時