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辺りが凍りついて
死ぬほど寒い
クザンさんのジャケットがなかったら多分死んでた
まだ自分の能力にも慣れてないため
身体の温度調整ができていない
それよりも
さっきまで目の前で繰り広げられていた
殺気で充ちた戦闘が
漫画と同じようにあっけなく終わってしまった
今私の目に映るのは
凍りついた賞金首と溜息をする海軍大将
「行こうかAちゃん、服ありがとう」
『なんというか.....クザンさん、貴方って人は』
「んー？.....まァこれナイショな？」
自らの唇の上に人差し指を重ね
シー、とジェスチャーする
これが47歳か
あざといな
ロビンちゃんの仲間だから
わざと逃がしたのか
そもそも殺そうとしていたのか
まあ私にはよく分からないし
分からなくてもいい
今は、
自転車に戻ってログを確認するクザンさん
次行くとするなら、ウォーターセブン
あれ？？？カクとルッチさんに会えんじゃね？？？
いや無理か、今度散歩がてら行こう←
「Aちゃん行くよー、後ろ乗ってー」
『えっあ、待ってください！！()』
危うく置いてかれるところだった
妄想に浸るのやめような←
行きと同じように
後ろに乗る
ちょっとしがみつくのは私の心が持たないから
無い体感を駆使して
よし掛るのに留まらせる
これ身体鍛えれるかな、
なんて別のことを考えて紛らわす
考えても見ろ
推しとニケツだぞ
死ぬぞ？
「しがみつかなくていいのかい？」
『いや、ほら、....うん、大丈夫ですよ...』
「おれも頑張って漕ぐけどさ、結構揺れるよ？」
ほら、と
運転中にも関わらず手を離して
私の片手を掴んで
自らの腰に巻き付かせた
不覚にも小さい悲鳴を漏らしてしまう
その様子を聞きながら
笑うクザンさん
絶対楽しんでるだろこの人
ほんとに無自覚でやってる？？
手がほんの少し震える
男性の耐性が無いに等しい
尚且つ推しに、というこの状況は
私の顔が赤くなるには充分だった
「....いやなら離してもいいんだよ、無理しなくても」
『えと、....あの、大丈夫です...』
このままで、
「そうか、」と
何事も無かったかのように
走り続けるクザンさん
顔が正面を向いているから表情が分からない
ただ、密かに漏れた溜息を
私は見逃さなかった
.
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
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あずきいろ
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カミちゃん(プロフ) - 黛さん就活頑張ってください〜！！この素敵すぎる小説を待たないという選択肢は私にはありませんので！！いつまでも待ってます！ (2020年11月5日 17時) (
レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
黛(プロフ) - スノウさん» ありがとうございます！喜んで頂けて幸せです！ (2020年8月14日 23時) (レス) id: 41ea29028f (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 今日イッキ読みしました！めっっっっちゃ最高。語彙力が溶ける。もう好き。いや神。好きすぎて昇天するwっとまぁこんな感じで・・・これからも更新頑張ってください！ (2020年8月14日 23時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
黛(プロフ) - カミちゃんさん» いつもありがとうございますm(*_ _)mこれからもよろしくお願い致します！ (2020年8月14日 8時) (レス) id: 41ea29028f (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - わあぁあぁあああぁぁあ続編おめでとうございます！！！！！！！！！！！！！これからも楽しませてもらいます！！！！！！！！更新頑張ってくださぁあぁぁあああい！！！！！！！！ (2020年8月14日 3時) (レス) id: 3f4b8fedb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黛 | 作成日時：2020年8月14日 0時
