隠柱〜鬼殺隊最強の少女は平凡をお望みです。〜

参 任務 ページ4

陽が沈む


宙が漆黒に染まる




私達の


仕事が始まる




『さーてと。見廻り見廻り！』

シュン

私は気配を感じ取るのがとても得意。だから鬼にバレない様、上空から見廻りをする。

『あ！しのぶとカナエ発見！異常は無さそうだな…』

此処は大丈夫そう。もう少し東も見るか。









.









『！』

鬼の気配はっっっっっっけ〜ん！

☆急☆降☆下☆


スタッ

「そっ、空から人がッ！」

一般隊士か。

気配からして雑魚下弦か〜♪


肩慣らしには良さそう。

「にっ逃げて下さい…！此奴は鬼…です…！」

あ〜あ。負けるって分かってるのに一般人を守ろうとする。良いねえ。良かった人で無しじゃ無くて！

『そっちが逃げた方が良いと思いますよ〜♪力の差、あからさまじゃないですか。瞳に数字が有るでしょう？相手は12鬼月です。』


「いや、でも」

『大丈夫です。』







バッ






『私も鬼殺隊士です。逃げる気が無いならば、後ろに隠れておいて下さい。







死にますよ？』



死にたいならば止めませんがね。




「(殺気…！)ッは、はい！」


鬼「稀血稀血ィ！お前を食って上弦に」

『はいはい。其の言葉は聞き飽きました。お前なんかが上弦になれる訳無いでしょう。』


鬼「な、にィ⁉」

『さよーなら。』

全集中
隠の呼吸 壱の型



『隠霧葬(いんむそう)』

スパァ

『ふう。』

下弦の弐か。弱ぁ。

「あの…貴女は…？」




『私は隠れた柱。この事は誰にも言ってはなりません。では。』

「あっあの！」

『？』

「ありがとう御座いました！」

『……
貴方は良い方ですね。
藤の花の家に送ってあげましょう。』

シュン



しのぶ「Aさん！今此処に強い鬼の気配が！ってあれ？」

カナエ「もう倒したの？…何だった？」


『下弦の弐。肩慣らしにはなったけどやっぱ弱い。』


カナエ「あはは…」

しのぶ「姉さん…私ももう慣れたよ…」


だって下弦って雑魚じゃん？

『さぁ帰るぞ！』

しのぶ「帰りまし…帰ろうか…Aさん？」

カナエ「まだ慣れないのね！ふふっ
此れから慣れていきましょ！」

しのぶ「だから笑わないでってば。」


あっそうだ！

『ねえ2人とも、明日お館様の所、行ってくるから。』

カナエ「どうして？」

『お館様に、12鬼月を倒したら来てって言われた。』

明日は朝から出るか。『光移動』使おう。




夜が開ける




私達の仕事は






夜明けと共に終わる

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