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ぶつかった相手の正体はお兄ちゃん







『も〜ビックリした......』








「っはは、ごめんごめん。でも気を付けな。お兄ちゃんいつでもAのそばにいる訳ちゃうからな？」









そう言うと兄は私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた








『.....ごめんちゃい』








「おう。怪我ないか」








『うん！』







そっか、と一安心した兄は私の手を取るとそのまま歩き出した








『なんで手？』







「Aが何処もいかんように」









『ふーん』








なんて冷たい返事をしたけど、私も兄の手を握った









やっぱり川村兄妹はブラコンシスコンなのだ。

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作品のジャンル：恋愛
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作者名：苺大福 | 作成日時：2019年6月18日 22時

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