ニヤニヤ ページ37
壱「ごめんな。せっかく起こしてもらってたのに」
『ううん、気にしないで』
まだ寝起きの壱馬くんはふぁ〜っておっきなあくびをしてる
壱「あー、なんで俺らの家ってこんな遠いんやろ」
『ふふ、ほんとだね』
他愛もない話しながら歩いてたら小学生の頃よく遊んでた公園の前を通った
懐かしい。よくここで友達と遊んだっけ
壱「なぁちょっと時間ある？」
『……うん』
公園の前で立ち止まった壱馬くんは中に入ってブランコに座った
私もその隣に座る
ギシギシという音が凄く懐かしいや
壱「1つ聞いてもいい？」
『え、うん』
壱「なんで藤川。バスケやめたん？」
前を向いてた壱馬くんが急に真剣な目で私を見る
藤川ちゃん！なんて呼ぶ壱馬くんはどこにもいなくて今は藤川。
ちょっとびっくり
あんまり思い出したくないんだけどな。
『んんー……なんでかな、へへ。』
作り笑顔を壱馬くんに向けてしまう
こんな話聞いて欲しくない。
私がどれだけ弱い人間なのかが壱馬くんには知られたくない。
そっか。とだけ言ってそれ以上何も聞いてこないのは壱馬くんの優しさなのかな
壱「………あっそや！LINE！交換しようや」
『え。いいの？』
壱「うん」
ふにゃっと笑ってケータイを取り出す壱馬くん
見とれてたら、はよケータイって笑われて私も慌ててスマホを出す
壱「よし、これでええな」
『うん！ありがと』
LINEの友達のところに 壱馬 って表示されててほんとに貰えたんだなぁって実感する
自分でもすっごいニヤニヤしてるって分かる
壱「じゃあ帰るか」
『そうだね』
公園からの帰りは壱馬くんは反対方向だけど 送るって言ってくれて。
もぉー頬が緩みまくった
バイバイって言ったあとは即ベットにだいぶ
好きな人と話せるってこんなに幸せなのか……
そう思いながら電車で撮った写真を再び見る
やっぱりかっこいい
『ぐへへ〜』
もうニヤニヤが止まらない
やめよ。私かなり重症
でも今日色々やば過ぎない？
絶対悪いこと起きる
戒めしないとな
なんて思った矢先に事件が起こる。
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咲良 - 18ページの所北人ではなく北斗になってます。 (2021年9月17日 21時) (
レス) id: fb0a97718b (このIDを非表示/違反報告)
苺大福?(プロフ) - REOREIさん» ご覧頂きありがとうございます。そう言って貰えると凄く嬉しいです(*´`*) (2019年10月27日 20時) (レス) id: 10e4f3abe7 (このIDを非表示/違反報告)
REOREI(プロフ) - 凄く面白かったです!苺大福さんの作品は初めて読んだのですが文才能力凄いですね…私にもわけてください(笑)応援してます! (2019年9月3日 7時) (レス) id: 6b6704601e (このIDを非表示/違反報告)
苺大福?(プロフ) - ぴーゆいさん» そう言ってもらえると自信持てます！ありがとうございます！ (2019年4月5日 19時) (レス) id: 10e4f3abe7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - 苺大福?さん» 全然駄作じゃないですよ！むしろ名作です！！応援してますね！ (2019年4月5日 15時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2019年3月28日 10時
