第108話 ページ9
キアラside
幻獣ハンター襲撃事件から日が経ち、あっという間にホリデーになった。
ミツキ「んじゃ!みんな!よいホリデーを!」
ラギー「シシシッ!よいホリデーを!」
ラギーさんは故郷の子供達にと荷物を沢山抱えて。
ミツキさんはいつものように明るく。
ジャック「ホリデーカード送ってやる」
ユウ「ホント?!楽しみにしてる!(ニコッ)」
ジャックはユウの事を心配そうにしながら。
それぞれの思いを抱えながらホリデーの為に実家に。
レオナ「キアラ。さっき言ったの忘れんなよ」
「はい」
実はレオナさんに、ホリデー中の夜のタイミングで何かしら連絡して来いと言われた。
何でかは、分からないけど....
ユウ「気にかけてくれてるの?」
「うん。怪我も、凄く心配してくれてた」
ユウ「そっか。そういえば、キアラちゃんは...」
「帰らないよ」
ユウ「ホント?!やったぁ!!」
ユウ、凄く嬉しそう。
と、話してたら何とオクタヴィネルのアズールさん、フロイドさん、ジェイドさんも残るらしい。
なんでも、故郷がこの時期帰れないのだとか。
「(何も無いと、いいけど)」
とりあえず、そんな感じでホリデーが始まった。
__翌日__
僕は食事の為に1人大食堂に向かった。
ユウ「あ!キアラちゃん!」
グリム「キアラ!」
大食堂には、火の妖精のいる暖炉に薪をくべるユウとグリムが。
「おはよ。ユウ、グリム」
ユウ「キアラちゃんがいてくれると何だか安心するね」
「そこはジャックじゃないの?」
ユウ「そ、そそ、そんなことはっ!/////」
グリム「ユウ、顔真っ赤なんだゾ」
ユウ「う、うるさい!/////」
ジャックのことを言えば分かりやすく赤くなるユウ。
ホント、可愛らしいね。
と...
グリム「スパイシーでいて食欲を刺激する異国の香りが漂ってきたんだゾ!」
「キッチンの方からするね」
ユウ「行ってみる?」
グリム「当たり前なんだゾ!」
ということで僕らは厨房へ。
厨房に行くとスカラビア寮の人達が料理をしていた。
と、スカラビア寮の副寮長さんが話しかけてきた。
ジャミル「君達は...確か、ユウとグリム、だったか」
グリム「物覚えが良い奴なんだゾ!えっと、お前は確か....」
ジャミル「ジャミル。ジャミル・バイパーだ。スカラビアの副寮長をしてる」
ジャミルさんは人の名前とか覚えるのが得意らしい。
まぁ、ユウとグリムに至っては結構目立ってたし。
そうなるよねと漠然と思った。
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ガーベラ - めっちゃ面白かったです!続き楽しみにしています!! (2021年5月31日 7時) (レス) id: 94ea218e4d (このIDを非表示/違反報告)
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