第106話 ページ7
ミツキside
私がそう言ったら
ラギー「ミツキ。それ以外言ったら怒るッスよ」
いつもよりキツい声色でラギーにそう言われた。
「っ！！だってそうじゃない！私がいたからこんな目にあったのに！何で怒らないの？！何でっ！！(泣)」
訳わかんない。何で、みんなそんな受け入れてくれるの？
ラギー「ミツキが俺達にしてくれた事があるからッスよ！！」
「へ？(泣)」
何を？私は、何も...
ラギー「自分が狙われてるの承知で俺達がそれ知るまで守っててくれたし、他の寮だってミツキに沢山助けてもらってた！ミツキが居たから変われたことだってあるんスよ！」
「それ、は...」
そんなの、言われたことない。
私は知らない。
ラギー「俺だってそうだ！ミツキがいたから変われたんス！だから、俺が大好きなミツキ自身を否定するのは、例え本人だとしても許さないッスからね！！」
「！！」
ラギー......
ヴィル「全く。ちゃんと周りを見なさいよ」
「ヴィル、さん？(泣)」
カリム「俺達みんな、ミツキの言葉とか行動に助けられてたしな！」
マレウス「僕のことも恐れないでいてくれたのは、お前と人の子。そして、あの猫の子だ」
アズール「色々ありましたけど、助けてくれたのは事実ですし」
リドル「仲良くしてくれてるからね。後輩たちとも」
寮長達を皮切りに、みんなが私を褒める。
ほんとに、大したことなんてしてないのに...
だけど、嬉しいのも事実で。
「私、ここにいて、いいの？(泣)」
そう聞くと...
ラギー「いいんスよ！」
ユウ「ダメなんて言う人いたらぶっ飛ばします！」
ジャック「いちゃいけないなんてないっす」
フロイド「それに、あのトドが認めてるっぽいしさ〜。んな気にしなくていーんじゃね？」
みんながそう言ってくれた。
そっ、か。そう、なんだ。
私は、ここにいていいんだ。
「あり、がとう...」
ラギー「もう。世話のやける彼女なんスから」
そう言ってラギーが私の唇にキスした。
「？！/////」
突然のことにびっくりして真っ赤になっちゃった。
全「なっ？！」
ラギー「シシシッ！彼氏の特権、ッスよ！」
モブ「ちくしょーーーー！！」
モブ「結婚式は呼べよなこの野郎ーー！」
周りはそう言ってはしゃぎ出す。
ラギーがいてくれなきゃ気づけなかった。
こんなに沢山の人が、私を認めてくれてること。
だから...ありがとう、ラギー。大好きだよ。
お返しのキスは、そのうち公衆の目の前でやってあげるから覚悟しててよね。
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ガーベラ - めっちゃ面白かったです！続き楽しみにしています！！ (2021年5月31日 7時) (
レス) id: 94ea218e4d (このIDを非表示/違反報告)
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