【男主】そんなすごいヒョンじゃない!【TXT】 (ページ8)

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5話（練習生）ページ8

ダンスも歌も初心者の俺が急にデビュー目前のTXTと同じレッスンをやりだすとか、しかも大学生活もしんどいし、でも目の前で推し見れるし…しんどい身体に鞭打って日々練習してます。

休憩時間、コンビニ行こうかな〜なんて考えながら廊下に出たところ、先の方から大きな声が聞こえてきた。騒ぐほど元気がある練習生が居るんだ…と思いながら足を進めていくと、

練習生1「デビュー組だかなんだか知らねぇけど俺らの方が歳上なんだから、言うこと聞けよな!!」

練習生2「そうだそうだ！今からコンビニまで行って○○と××と、あとあれとこれも買って来いよ！間違えんじゃねぇぞ！」

TH「えっと…僕達もうすぐ練習再開で…」
練習生1「なんだぁ！？目上の人は、ヒョンの言うことは聞かなきゃダメだろ！そんなこともできないのによくデビュー組入れたな！」

練習生2「そんな礼儀のない奴らデビューしても大した人気は出ないだろうな！」
HK「……」

……あ〜あ。何あれ、ダサ。典型的な年下いじめって感じ。そういえば前世見た配信で、マンネズは怖いヒョン達に結構パシられたって言ってたなぁ。直接見るとこんな気分悪くなるもんなのか……よし。

『だったら、俺が行ってやろうか？コンビニ』

TH「Aヒョン！」

練習生1「いや……」
『遠慮すんなよ。確かに俺の方がお前らより年上だけど、練習生期間は1番短いんだから、思う存分パシって良いですよ？先輩方♡な〜んてな』
背が高いし、隠しきれない軽蔑の視線とイケメンの冷たい表情はだいぶ怖かったようで

練習生2「いや…ごめんなさい。自分たちで行きます。騒がしくしてすみませんでしたAさん。」

喧嘩にもならず、平和に解決することが出来た。関係性は悪化したかもだけどあんな意識の低い練習生が上に行けるとは思わないし。性格も完璧で天使なヒュニンカイと真面目で勤勉なテヒョンを見習え！

……あ、そういえばマンネズほったらかしにしてた。気まず…｡
デビュー前の赤ちゃんでしかない推し達尊すぎて緊張して必要最低限の会話しかしてないのに…。
とりあえずなんか声掛けなきゃか？

『災難でしたね。大丈夫ですか2人とも』

TH「Aヒョンのお陰で助かりました。ありがとうございます！」

HK「Aヒョンすごいかっこよかったです！ありがとうございます！」

推しにキラキラ笑顔向けられると眩しすぎて死にそうになるけど、なにより元気出るよな〜〜！感謝もされちゃったし、残りの練習も頑張るぞ！