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3話(オーディション) ページ4

勢いに負けてスカウトを承諾してから、あれよあれよと話はまとまり、今日は練習生になるためのオーディションに参加している。


あのスカウトマンさんは私を高く評価してくれたけど、審査員さんはそうじゃないだろうし…そもそも歌もダンスもラップもそんなに自信はない。付け焼き刃で挑むのも変な気がして、思い出受験ということで自然体で最低限の準備だけで挑もうと思う。


審査員「次、君。自己紹介からお願いします。」

『はい。キム·Aです。延世大学1年で、スカウトされたのでオーディションに来ました。歌が得意とか、そういうのは特にないです。』

審査員「わかりました。では、用意してきたものを見せてください。」

『わかりました。韓国語の歌じゃないんですけど、』

そう言って歌い出したのは、前世でオタク極めてた時に英語のボカロオシャレ!って理由で何回も歌って練習した曲。受験期で韓国の流行りの曲とか分からないからこれにした。

審査員「ありがとうございました。感情がものすごく伝わってきて素敵でした。ダンスも見せて貰えたりしますか?」


え??これで終わりじゃないの?前にやってた人達みんな1個見せて終わりだったじゃん!ダンスって何。何やればいいの?やばいやばい何もわからん。もう適当にフリーダンスでもするか(白目)

『あの、練習もしてきてないのでフリーダンスになってしまうんですけど、』

前世スケートのプログラムで使われてて好きだった曲を流して、歌詞に合うように、手先まで気をつけてゆったりとしたリズムに任せて踊る。踊りなんて前世でお祭りの屋台で踊ったくらいしか経験ないよ……。


審査員「……はい。ありがとうございました。退出して頂いて結構です。」

『ありがとうございました。』





はーーー!!いい思い出になった!アホほど緊張したけど。これを乗り越えて練習生になってデビューまでした推し達やっぱりすごいな…どうせ落ちただろうし、大学の友人には何も言わずいつも通り過ごそ……




[数日後]

「BIG HIT練習生オーディション合格のお知らせ」


……はぁぁぁあ!?




荷物を持って事務所へと向かう足取りは重い。
大学との両立出来るかな、いじめられたり…てか推しと遭遇したらどうしよう息できるかな私。

……いやもうなるようになるよね。申し訳ないけどデビューしたい訳でもないし、推しとおなじこと体験できるチャンス!勉強の息抜き!くらい気楽に考えとこ。

3話(審査員side)→←2話



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Bright(プロフ) - ちょんちょんいさん» ちょんちょんいさんありがとうございます〜!どっちも更新頑張りますね‪🫶🏻️💞 (7月11日 19時) (レス) id: e6b330aab3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょんい(プロフ) - この作品もセブチの作品もだいすきです!応援しています! (7月11日 19時) (レス) id: 6eafd3ba10 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 2がいいです。Fighting😁😁 (5月28日 8時) (レス) @page7 id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
りいな(プロフ) - 2! (5月28日 2時) (レス) @page7 id: f0ee95df70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Bright | 作成日時:2023年2月7日 19時

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