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7話(デビュー) ページ12

アメリカでの地獄のダンス修行で気づいたことは、テンポの速い曲は振り付けに遅れてしまったり表現や表情管理に回す余裕がなくて見るに堪えないものになってしまうってこと。

先生や、オーバーワークで死にそうになってた時にちょっと話してから(何口走ったか記憶にない)何故かめっちゃ距離が近いヨンジュナからのアドバイスのおかげで、何度かスローで振りと表現を叩き込めば、速いテンポの曲でもクオリティを維持できるようになった。

韓国に帰っていよいよ近くなったデビューの為にひたすら練習してた時も、前世で何回も見たツノが生えたは最初からまぁまぁだったけど個人練をひたすらして他のメンバーに劣らない様に頑張った。

丁度大学の試験と被ってレコーディングとか死にそうになったけどね。意地でなんとかしましたよ。

そんなこんなであっという間に日々は過ぎて、今日はいよいよデビューショーケースの日

YouTubeのトレーラーや事前予約枚数が、私がメンバーになったことで減っちゃわないか心配だったけど、前世の記憶通りものすごい関心を最初から集めることに成功して安心もした。それによるプレッシャーの方がやばいけど。

心を落ち着かせるために、大学(文学部)の課題で必要な本を読んだり、自分で表現や歌をチェックしたりした。他のメンバー、特にスビンはめっちゃ緊張してるな〜。あそこまでガチガチだと私が逆に落ち着くわ。

『スビナ、ケンチャナヨ。絶対上手くいくから。あまり緊張しすぎないで』

SB「すみませんヒョン!そうですよね、リーダーなんだからしっかり落ち着いてなきゃ…」

『アニ。リーダーとか関係なく、弟が心配だから言ったんだよ。それに、ごめんじゃなくてそういう時はありがとうでしょ。頼りづらいかもだけど、俺もお前のヒョンだから』

SB「…はい。ありがとうございます!ヒョン。」

少しはマシになったかな…めっちゃお節介焼いてしまった。推しに失礼、いやでもあんな緊張してるのは流石にほっとけないし。



ステージは無事に終わって、俺たちは輝かしいデビューをした。少し前からついていたリアリティのカメラが号泣してるスビンにインタビューしてるのを、ぼーっと見つめる。

前世で見た映像の収録を目の前でやってると実感もわいてくる。

ほんとに、推し達と同じグループで、TOMORROWXTOGETHERとしてデビューしたんだ。


グループの足を引っ張らないように、推しの横に並ぶのに相応しい人間になる為に、もっと頑張らなきゃ。

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Bright(プロフ) - ちょんちょんいさん» ちょんちょんいさんありがとうございます〜!どっちも更新頑張りますね‪🫶🏻️💞 (7月11日 19時) (レス) id: e6b330aab3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょんい(プロフ) - この作品もセブチの作品もだいすきです!応援しています! (7月11日 19時) (レス) id: 6eafd3ba10 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 2がいいです。Fighting😁😁 (5月28日 8時) (レス) @page7 id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
りいな(プロフ) - 2! (5月28日 2時) (レス) @page7 id: f0ee95df70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Bright | 作成日時:2023年2月7日 19時

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