8人目は解釈違いです【BTS】

五話 ページ6

今日は音楽番組の収録。憧れのBIGBANG先輩と共演できるってことでみんなソワソワしてるㅋ

TH「Aヒョーン！ヒョンはドキドキしてないの？BIGBANG先輩と共演するんだよ？」

『緊張はしてるよ？でもみんなの方がソワソワしてるから落ち着いて見えるだけㅋㅋ今日のステージもミスしないように頑張ろうね。テヒョンア』
まだ赤ちゃんタイガーなテヒョンが可愛くて、少しでも緊張が解けますようにと願いながらいつも通り飴をあげる。


俺はメンバーの中でも背が高い方だから、メイクをしてもらってる時は場所を取るけどいつも座ってる。メイクヌナの顔色が若干悪い気がして心配で、でもヌナBIGBANG先輩の大ファンだって言ってたから緊張してるだけなのかな…なんて思ってたけど、メイク中に肌に当たった指先の冷たさといつもより重い足取りに俺は気づいた。これガチの体調不良だわ。
そうと分かったら俺のやることは決まってる。

『ヌナ、メイクありがとうございました。あの、もしかしてヌナって冷え性ですか？顔に当たった手がすごく冷たくて…。女の子は体冷やしちゃダメですよ！俺カイロ持ってるんであげます。飴もセットであげちゃいますㅋあんまり無理しないで、座って休んでてください。』
これぐらいならキモがられず怪しまれないレベルの気遣いじゃない？わからん。不安になってきた。

ヌナ「A…あんた一体どれだけ飴持ってるのㅋㅋ。ありがとう。お言葉に甘えて休ませてもらうわ。」

良かった良かった。ヌナ達はほんとによく働いてくれるから、無理しないで欲しいな…。前世armyだった時もヌナ達のメンバーの顔面の良さを最大限引き出せる腕前に尊敬と感謝しかしてなかったわ。ヌナ達天才じゃない？




YG「Aヒョンに落ちた女がまた一人…。」
JN「ヤーそんな言い方良くないよユンギヤ。あれは無自覚なんだから…」
HK「無自覚な分余計タチ悪い気が…ヒョンってほんとに周りのことよく見てますよね。気が利く男ナンバーワンじゃないですか？」
JK「Aヒョンの誰にでも優しいところほんとに尊敬します！僕もあぁなりたいなぁ…。」
なんて会話が繰り広げられてるとは露知らず、俺は歴代のメイクヌナの手によってビジュ爆発してたメンバーの顔を脳内で思い出し、頬を緩ませていたのであった。






BIGBANG先輩との共演も無事に終わって、ジョングクなんて話しかけられたってすごい興奮してた。これからはバラエティー方面への出演も増えてくる。楽しみだなぁ。

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