8人目は解釈違いです【BTS】

二十八話 ページ29

○○「泊めてって君ねぇ…そもそも幾つ？ここらじゃ見ない顔だけど観光客？」
私に話しかけてきた…っていうか職質しにきたこのお巡りさんは、私の中学の近くの交番に勤めてた初恋の人だった。そりゃ変装してるし泣いてるし明らかに不審者だよねーㅋ

『成人はしてるよー。そうそう、観光に来たんだけど今帰りの電車代しか持ってないからホテルにも行けないしー…お巡りさん優しそうだから泊めてくれないかなって。ダメ？今俺寂しくて死んじゃいそうなのㅋ』

バカなことを言ってるって自覚はあった。けど、前世で私と関わりが会った人に、姿形は変わってるけど今世でも私のことを記憶してて欲しくて…誰にも知られてないという寂しさを埋めて欲しくて口走った。

お巡り「……俺と歳も近そうだし、ここであったのも何かの縁だろ！お巡りさんは人助けしてなんぼだしな！泊めてやるよ！」

『ほんとに！？ありがとうー！！俺が言うのもなんだけどお兄さん少しは人を疑った方がいいよ…ほんとにお人好しだよね。』







お巡りさんの家はThe 一人暮らしの男性って感じの部屋だったけど、前世での初恋の人と沢山おしゃべりをして、手料理も食べて、私に良い思い出を作ってあげることができた。またしばらくはキャラ被って過ごさなきゃだからね…。
『……あー良く寝た。お兄さんは…まだ寝てるか。始発乗らなきゃ間に合わないなぁ…朝寒いよなー。お兄さんのヒートテック盗もっかな。一枚くらい気づかないでしょㅋ……私と初恋の人との今世での繋がりって事で。ミヤネ』



お巡り「もう出るのか？気をつけてなー」
『お巡りさん泊めてくれてほんとにありがとうー。バイバイ』









始発だから人はガラガラで、皆で泊まってるホテルに着いた。今日チェックアウトで飛行機乗って韓国に戻るから…部屋に荷物取りに行かなきゃ。

MN「A！お前どこいってたんだ！どれだけ俺とメンバー達が心配したのか分かってるのか？カトクも返信来ないし…警察にも相談する所だったんだぞ！」
JK「ぐずっ…Aヒョン…ほんとに心配したんですよ…無事で良かったぁ…」
HK「あぁージョングガ擦らないで、ほらティッシュ。…さぁAヒョン。言い訳は飛行機の中でたっぷり聞きますから安心してください。まずは言うことありますよね？」

グク泣いてるしホソガとマネージャー激おこだし、俺が居ないだけでこんなになると思ってなかったな…
『皆心配かけてすみませんでした…』

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