8人目は解釈違いです【BTS】

十五話 ページ16

夕飯の準備をしてたらショッピングからホソガが帰ってきて、7人で夕飯を食べた。休日なのにご飯の時に全員揃うなんて珍しいな。みんなのご飯食べる顔見るのが好きだから嬉しかった。ほんとに今日一日幸せだったな…




幸せ過ぎると不安になったり怖くなったりすることない？それが今の俺です。時刻が午前1時半、俺は眠れなくてリビングで一人お酒を飲んでいた。
7人の邪魔にならないようにオンマみたいなキャラを作ったのはほんとに正解だったなと、今日一日を振り返って思う。
クサズとも勉強とか真面目な仕事に関する事ぐらいしか一緒にしないし、マンネラインと過去の俺達の映像見てた時もものすごい距離近かったり抱きしめられることもなかった。SINは年も近いし2人ともスキンシップするタイプじゃないから普通に仕事仲間って感じ。



そう、この距離感で良いんだよ。俺はBTSに必要ない。BTSは7人のグループなんだから。だから俺、欲張るな。もっと近くで笑顔が見たいなんて、彼らがそばにいないと寂しいなんて思っちゃいけないんだ。強く自分に言い聞かせて、その誓いを酒と共に飲み込む。


一人ぼっちのリビングで誓いを立てた俺は、SNSで俺へのアンチコメントを探し出した。自分への一番のアンチは俺なんだけど、共感者が欲しくて。酔っ払ってきて若干変なテンションになりながらもコメントを読む。

on Twitter
＿＿BTSのAってやついつも笑っててキモイ。
＿＿ダンスもラップもそこそこなのになんでABTS入れたの？
＿＿ジン様とビジュアルライン名乗らんで欲しい。鏡見て
＿＿Aトークも面白くないし、魅力どこ？ㅋㅋ
＿＿正直A抜いて7人でBTSで良くない？7人の方が踊る時センターができてちょうどいいやん

『わかるーー。BTSに俺いらないよねㅋ』

JN「ヤー何でそんなこと言えるのA…アンチコメなんてわざわざ見なくていいんだよ。夜食食べようと思ったらお前なんてことしてんのさ…ほら！早く寝る！」
YG「待ってくださいヒョン。Aヒョンが俺抜きで7人のBTSで良いって思う理由があるはずです。酔ってる今が聞き出すチャンスですよ。」


YG「Aヒョン、7人にBTSをするとして、なんで自分を抜くんですか？俺を抜けばいいじゃないですか。」
『ダメだよーSUGAは天才だから必要。RMしかリーダーは出来ないし、JｰHOPEの明るさも、ジミンのダンスもジンとVのビジュもグクの完璧さも必要。』









『それに、俺は元からいらないから。』

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