ブラック本丸活動日誌14 ページ15
奴らの様子がどうもおかしい｡
審神者は自室で､胡座をかきながらそう考えていた｡
｢いつもどおりに話してても､みかち〜が近くに来た途端に態度を変える…｣
その前までは笑顔で会話してたのに､三日月の姿を捉えた瞬間､刀剣たちは…まるで､ブラック本丸で虐げられてきた者のような振る舞いをする｡
｢まさか､みかち〜はまだ皆に馴染めていないのか…?｣
それはいけない｡ 審神者は､自分を可愛がってくれた祖母に似ている三日月には､出来るだけ寂しい思いをさせたくなかった｡
｢むむ､それはマズイな…｡ あれ､そもそもここがブラック本丸って､みかち〜には話しただろうか…?｣
彼は､三日月には､お馴染みのブラックトークを一切していない｡
別に隠しているわけではない｡ ただ､三日月といると､審神者はつい祖母に接するような態度になり､俺はブラック本丸のブラック審神者!! よろしくがはは!! という突っ走ってるノリにはなれないのだ｡
…隠しているわけではないと言ったが､審神者は少し､脳内シミュレーションをしてみた｡
『みかち〜!! 俺はブラック審神者なんだ!! お前も今日から他の奴らのように､馬車馬のごとく働かせてやるからな!! ふはははは!! 天下五剣も所詮は俺の駒に過ぎないんだ!! がはははは!!!!』
『あいわかった､では今日も不眠不休で出陣してく…あなやっ(ぎっくり腰になり死亡)』
『み､みかち〜おばあちゃああーーーん!!!!!!』
…駄目だ､言いづらい!!
そもそもみかち〜(祖母)をブラック本丸の一員に組み込むというのはとても申し訳ない!!
そう､審神者はおばあちゃんっ子だったのだ｡
いやしかし､俺の夢はここを超ブラック本丸にすること…それなら天下五剣も従わせなければ…いやでもぎっくり腰で死んだらどうするんだ…?
苦悩する審神者｡
おばあちゃんをとるか､ブラックをとるか｡
その日､審神者の悩めるうめき声が本丸中に響くのであった｡
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駿(プロフ) - 今、6話まで読みました。腹筋が割れそうです。ありがとうございます。(´･∀･`) (2017年2月11日 2時) (
レス) id: d4743f9e7a (このIDを非表示/違反報告)
Alt(プロフ) - 何だこの審神者。可愛すぎる。何故か泣いた（好きです（唐突） (2016年9月22日 1時) (レス) id: b0db576f4b (このIDを非表示/違反報告)
きょうく(プロフ) - 神崎コノハさん» まるで日常系ほのぼの４コマのようなペラペラさ〜；； いやそれとも比べ物にならない程の内容の薄さだと自負してます〜；； うわ〜有り難うございます〜！！ 好きって言ってもらえるの嬉しい…！ 続編も頑張って更新します！ (2015年8月3日 2時) (レス) id: ec7a7c8b7c (このIDを非表示/違反報告)
神崎コノハ - 実際内容はペラペラの筈なのにどうしてこんなにみんなが可愛くてイキイキきてて審神者が好きになるのだろう。続編、楽しみに待ってます！審神者まじホワイト！ (2015年8月2日 17時) (レス) id: 3365431d50 (このIDを非表示/違反報告)
きょうく(プロフ) - 松竹梅さん» 続編希望有難うございます!! 嬉しいです…!! ひぃ､松竹梅さんの暇つぶしになれる作品だったならば光栄ですー；； コメント有難う御座いました!! (2015年8月2日 1時) (レス) id: ec7a7c8b7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょうく | 作者ホームページ：http://m9(^Д^)9mﾌﾟｷﾞｬｰ
作成日時：2015年7月26日 14時
