How to Love U.【Jesse/Juri.T】 (ページ16)

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田中side

『樹、愛してるゲームしよ！』

樹『なに、突然』

『動画みてやりたくなったの！』

樹『え～………』

『やろうよ？ね？』

キラキラとした目で見つめられてもね。

俺、愛してるって言うの苦手なんだよ。

だって、恥ずいじゃん。

樹『………やだ、やりたくない、』

そう言って彼女から目を逸らすと、そっかぁ、と少しテンションが下がった声が聞こえた。

樹『てか、なんで愛して、って、え、』

樹『え、なんで泣いてんの、』

『え？』

彼女の方を向いたら、ぽろぽろと大粒の涙が零れていて。

『え、あ、ほんとだ、、、』

とりあえず自分の服の袖で涙を拭ってあげると、止まるどころか更に泣き始めて。

樹『A、どーしたの。
俺がゲーム断ったから？そんなにやりたかった？』

そう聞くと、ふるふると首を横に振った。

樹『んじゃ、なんで泣いたのか教えてよ。』

ぐしぐしと拭いながら聞くと、

『……………樹から、好きって、愛してるって聞きたかった、それだけ、』

『樹、言ってくれないから、私だけが好きなのかなって、』

『だから、ゲームでもいいから、聞きたかった、だけ、』

………完全に、俺のせい。

『でも、樹がやりたくないって言うなら、仕方ないかなって、
そんな、強制してまで聞きたくは無いから、、、』

樹『A、』

『髙地くんはメンバーだから言えるもんね、
私は………、』

樹『A』

だんだんネガティブな言葉を並べていく彼女をぎゅっと抱きしめる。

『んぇ、』

樹『……愛してるから、ちゃんと』

そして可愛い唇に口付けをした。

………やっぱ、恥ずいわ。

だから、たまにで許して？

………言えなかったのは、ほんとにごめんだから。

Episode7

【不器用でごめんね】

END

お久しぶりです。
私生活が忙しすぎました。