世話係と黒豹 (ページ33)

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episode32 ページ33

今日の仕事はシマで勝手な動きをしている虫けらの殲滅。実質殺しはしないけども。

霧島「ﾁｯ、こんな雑魚しかいねぇのかよ」

A「はぁ、なんで家のシマでこういうことができると思ったわけ？」

到着から30分たっただろうか。虫けら達は既にほぼ床と寝ている。

霧島「全く、組長も何考えてんだかわかんねぇな」

と言いつつも意識があるやつを順番にボコっていく。鉄パイプ持ってるやつ。思いっきり走ってくるやつ。ガタイの良い奴。色々だな

敵1「わ、悪かった逃がしてく」

A「逃がすわけねぇだろ、仕事なんだよ」

と言ってとどめを刺す。と言っても軽く顔をグーでのしただけ。ほんとなら腕の1本でも折ればいいのだろうけど結構こっちにも感触が来るからあんまり好きじゃないんだよね。

霧島「なぁ、そっち終わった？」

A「うん、呆気なく。」

霧島「はぁー。手応えねぇなぁ」

A「めんどくさいのよりかはマシじゃない？」

霧島「ま、そうだけどよ、、。あー、お嬢何してっかなぁ」

透が誰かのことを気にするセリフなんてそんなに聞いたことがなかった。今までは。まぁ、私がいない所で何を言ってるかなんて知りえないことだけれども。

A「ねむぃーー。早く帰ろうよ、」

霧島「あぁ、杉原呼べっかなぁー、」

と現在深夜であるのにも関わらず電話をかけていた。

A「えー、寝てるんじゃない？遊び疲れてるだろうし」

霧島「ははっ、そりゃ面白ぇ。余計起こしてやりたくなるな。、、お、杉原ァ今から迎えに来い。あ゛？知らねぇよ。早く来い」

えー、待ってください！今寝てるんですけ

とだけ電話の向こうから聞こえた気がした。どんまい杉原。

しばらくして恵が怒りながらも迎えに来てくれた。眠い時仕事が早いのが特徴だよね。透はうるせぇって言ってたけど。彼がいないと寂しいんじゃない？なんて言えるはずもなく黙って車に乗っていた。

杉原「あぁ、もう。こんな真夜中に呼び出さないでくださいよ！もう寝ますからね！」

と言う謎すぎる文句を残して寝に戻ってしまった。

A「まさか本当に遊び疲れてるなんて思わなかったじゃん」

霧島「何時になってもおもしれぇやつだな、」