羽ばたけるなら3 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:12,139 hit

演習試験（8）ページ1

「どいてください！オールマイト！SMASH!!」
ガンッッ

彼の一撃がオールマイトにヒットし、気絶している爆豪を横に抱いて、ゲートへ走り出す。

「行かせない…っ」
緑谷くん達を、まだ追おうとするオールマイトの死角に入り、
反応が遅れたオールマイトに対して、100の力で飛び蹴りして身体を後ろへ吹っ飛ばす。

オールマイトの意識が完全に彼らに注目していて助かった、、

その隙に、いま出せる全ての力を振り絞って緑谷くんの背中を追う。

ふぅ…。

ゲートをくぐると、少し表情を緩めた緑谷くんと目が合った
「新谷さん…ありがとう、、」
「…ったぁ…良かった…本当良かったよ」
「…うん」

「緑谷・爆豪・新谷チーム条件達成、1年A組期末テスト、演習試験の全演習、終了」

私たち3人は、なんとか無事に全員でゲートをくぐることができた。

皆の所へ戻ると、私の元にダダダとお茶子達が寄ってくる
「お疲れ様！A！」
「凄かったわAちゃん」
「新谷くん、足は大丈か？」
「A、おつかれ、大変だったな」

「お疲れ様〜、、何とか、何とか無事に生還しました」
「もう、迫力ある戦いに、最初っからハラハラしたよ、、途中見てられんかったもん」
「一時は、本当どうなるかと思ったよ…まぁでも一応最後は、協力してゲート潜れたから、ホント良かった」

私の怪我は、同じチームであった2人より大したことが無かったため、デカバリーガールに「ちゆぅ〜〜」とその場で治してもらい皆と一緒に教室へ戻った。

ーー
「Aまだ帰らんと？」

「あぁ、ちょっとチーム2人の顔を見てから帰ろうかなと」

「そっか！了解！」

「また明日ね」

「はーい！気をつけてね〜」

お茶子と別れた後、今日の演習試験のことを色々考えながら保健室に向かった。