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館へ ページ17

次の日
寝心地のよかったベッドから出て、昨晩案内してもらった洗面台へ移動した。
ちょうどみこも起きてきたようで、2人で眠い目をこすりながら顔を洗った。
完全に目が覚めてから、小さい食堂的な場所に移った。
そこにはもう2人座っていて、こちらを見てにっこりした。
「おはよう。よく寝れたかい?」
「はい。ありがとうね」
それから今日のことを話して、朝食は食べ終えた。
昔住んでいたとされる館へ向かうための準備をしていた。
「今日の服はと…猫耳がついてるパーカーでいっか」
ちょうど着替え終わった頃に、みこが部屋に入ってきた。
「舞はどんな服にしたのー?」
「猫耳のパーカーだよ。」
「え〜めっちゃ可愛いじゃん!」
そんな呑気の会話をしていると、一階から声が聞こえてきた。
「準備できたー?」
その声に反応して、持っていくバッグに入るものを詰めた。
「用意できたのでですぐ行きまーす!」
私は階段で降りたけれど、みこの方は二階からヒョイと降りた。
(えっ、着地の仕方めっちゃ綺麗じゃん…すご)
みこはいつもの笑顔のまんまで走ってきた。
「それじゃあ、出発!」
「はい!」
「うん!」
「おー!」
みんな完全に返事の仕方が違う( ´∀`)

それは置いて、気を取り直し館へと向かっていった。

時間的には通勤時よりちょっと遅めだから、人も少なかったけれど、大通りとかは混んでた。
「こんな都会から館なんてあるんかね〜」
私の疑問に思っていたことをさらっと言うみこである。
「電車かなんかで行くんだろうか…」
「あっ、電車かもね!」
「それはそうと、手の傷大丈夫なの?」
「昨日お風呂入る前にね、マリーさんから、塗り薬もらったの。治す力が強くて、ちょっと跡が残るぐらいなの。今」
「もへ〜」
「昨日はマリーさんありがとうね!」
「まりーちゃん、ありがとう!」
(!?今ちゃん付けで言った…)
マリーさんは、照れくさそうに
「あ、ありがとう…」
といった。
(かわいい…)
アン.ルートルンは嬉しそうに笑っていた。

やはり館に行くには電車を乗るそうで、かなりの量乗り継ぎした。
(はぁ、疲れたな)
と思っていると、みこが
「はー!疲れた〜」
「じゃあ、とりあえず、カフェかなんか行くかい?」
アン.ルートルンが聞くと他3人は頷いた。
「よし、行くか。休憩と話し合いも兼ねて」

館の内部へ→←明日に備えて



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作者ぬこ(プロフ) - 水月夕夏さん» コメントめちゃめちゃありがとうです!とりあえず作者ぬこという名義でやらせてもらってますが呼び名はお好きなようにどうぞ! 私の小説が面白いだと!?ありがたき幸せ (2021年10月2日 0時) (レス) id: a1b00989be (このIDを非表示/違反報告)
水月夕夏 - 作者、ぬこさんじゃなく「作者ぬこ」ってお名前なんですね!←どうでもi (・∀ -((⊂(^ ^) 面白かったです! (2021年9月25日 20時) (レス) @page17 id: f4b6b3cca2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - 合作のメモ欄見てもらっていい?(ここで言うことじゃ無い説) (2021年8月13日 8時) (レス) id: 16014352dc (このIDを非表示/違反報告)
作者ぬこ(プロフ) - 星空るるさん» いいよー (2021年2月23日 19時) (レス) id: eb27e92a91 (このIDを非表示/違反報告)
星空るる(プロフ) - 作者ぬこさん» ありがとうございます!てか返信遅くてごめんなさいッ、。 (2021年2月23日 19時) (レス) id: 6f863ee18d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者ぬこ | 作成日時:2021年2月14日 12時

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