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笑って ページ26














ボタ、ボタ、と涙が零れる。


















僕は、産まれて始めて、





産まれてきてよかったと思った。



















『……傑、この花、桔梗って言うんだよ。
なんて花言葉か知ってる…?

きっと傑は物知りだから、知ってるんだろうなぁ…





僕、調べたよ。


あの時、本当は忘れてなかったんでしょう?

僕があんなこと言ったから、教えてくれなかったのかな。


桑の花言葉は___________共に死のう。』



















シャラ…とネックレスが首から落ちて、









ゴポリ、口から血が溢れる。



















僕達はいつの間にか、

互いが互いの生きる理由になっていた。



















ねぇ、傑。

傑は、いつの日にか僕に言ってくれたね。






「私たちの家に帰ろう」って。







傑にとっては何気ない一言だったんだろうけどね、
僕はあの時、嬉しくて堪らなかった。










僕と傑とで暮らしたあの家は、
僕にとって、人生で、世界で、全てだった。















ねぇ、聞いて。

大好きだよ。








例え、決まってた運命だったとしても、

僕が死なずに生きていける未来があったとしても、




僕はあの日、傑の手をとったよ。












だって、傑と生きれた以上の幸せはないから。



















だんだんと重たくなっていく瞼、

冷たくなる指先。



















その時、風に乗ってふと声が聞こえた気がした。



















「……来ちゃダメじゃないか、A」



















困ったように笑う、傑の声に似ていた。


















愛と呪い→←手紙



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設定タグ:夏油傑 , 呪術廻戦 , 男主
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大豆 - 一気読みしました。神作すぎです。最高です!!!!!!! (9月25日 20時) (レス) @page28 id: 41f5d68925 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ(プロフ) - 全部一気読みできてよかったです…最高の神作でした!!何回も読み直そうと思います!ありがとうございましたっ! (8月16日 23時) (レス) @page28 id: 4a6be33ef0 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - やばい、めっちゃ好みだわ。泣く (2023年3月3日 17時) (レス) @page28 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - だばぁ(泣) (2022年8月21日 14時) (レス) @page28 id: 2a4261c7b0 (このIDを非表示/違反報告)
M - コメント失礼します! マジで感動しました!タオル一枚濡れる位泣きました!この物語を作っていただきありがとうございます!!!他の作品も応援しています!!頑張ってください! (2022年8月17日 21時) (レス) @page28 id: 97799f7c89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おっ腐 | 作成日時:2022年6月22日 22時

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