逆上せる恋のお悩み ページ22
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結局のところ、俺はどうしたいか。
散々悟や傑に好意を向けられて、
向けられすぎて、逆にもう放ってあるけど、
最終的にどうするの？と、よく硝子に聞かれる。
直近で言えば今日のお昼休みにも聞かれた。
どうするもこうするも、
そもそも俺がどうしたいのか俺にだって分かってない。
もうほんと、何にも分からない。
2人とも、人としては好きだ。
あー…いや、うん、クズなのは重々承知なんだけど、
努力家なとことか、仲間思いなとことか、
まあ、そーゆーとこは、好きだなぁと思う。
俺には無い強さとか、鋭さとか、
友達として誇りに思えるくらいだし。
……あと普通に、過ごした時間も長ぇし？
死にそうなとこを何度も助けられて
危ねぇ任務も一緒に生き抜いてきたし、
贔屓目で見ちゃうってのが正直なとこだ。
でも、当たり前だけどそれだけじゃなくて。
悟とは元恋人ってだけでも厄介なのに、
別れた原因が、事情があったにしろ浮気だし、
死ぬ程傷ついて死ぬ程憎んだ奴だし、
そう簡単に割り切れるもんじゃねぇ。
友達としては最高だけど、元彼としては最低で、
俺はその温度差に戸惑ってるのが現状。
まだ傑の方が…というのが内心だ。
元々友達として仲良かったし、
そういう行為の時も、お互い了承した上で
友達として求め合っていたし。
少しお互いの体を知ってるってだけで……
まあ、そこまで気まずいとかはない。
『だからってさ〜…別に2人とどうこうなりたいとか…
はぁぁ〜……そんなんじゃねぇんだよなぁ〜…』
姉妹校交流会も終わり、
早いもんであれから2ヶ月がたった。
世間は完全に冬よりの秋で、湯船が体に染みる時期だ。
俺は、チャポン…チャポン…と天井から落ちてくる雫を
ボケーッと眺めながら考える。
硝子に言われて、夜蛾にも七海にも引かれて、
送迎してくれる補助監督にも気を遣われて、
俺だって今の現状が良くないことは分かってる。
『あ"ぁ"ぁ"〜〜〜……あぢぃ……』
無い頭を使おうとしたのがダメだったのか、
我を忘れて長風呂してしまったせいで、
俺は若干逆上せながらも風呂場を後にした。
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nns - めっっっちゃ好きです！！！！！更新お待ちしてます！！！！！ (11月3日 22時) (
レス) @page30 id: 65c15343ec (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - またの更新楽しみにお待ちしております。 (8月19日 10時) (レス) @page30 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お元気ですか？ (7月25日 2時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - コメント失礼します！相澤先生の小説からここまで一気読みしてしまいました！夢主くんに対して容赦なさすぎて私の性癖に刺さりまくりで最高でした…！更新、待っていますね！ヽ(ﾟ▽ﾟ︎*)乂(*ﾟ▽ﾟ︎)ﾉ (5月15日 23時) (レス) @page30 id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
津城瑠生(プロフ) - ぁ、田辺さん好き。八の字に下がる眉頭が俺の住処です。てかこの作品とっても面白いです！！！ (2022年11月21日 12時) (レス) @page27 id: 90b7e5739a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おっ腐 | 作成日時：2022年9月1日 22時
